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2009年8月

数独日誌090831

   世界文化社「ナンプレ超上級編」Vol.20、残りは各レベル20題ずつになりました。1番は数字の配列がきれい、72、73番は解き味良好でした。

   このシリーズの問題は作者の個性が出ていてとても面白いのですが、中では青木真一氏の作品が、私の好みです。まず初級手筋である程度埋まるので、各マスに入る可能性のある数字を書き出すのもあまり目が疲れず、最後は上級手筋を探す楽しみもあります。

   対照的なのが西山ゆかり(月夜田うさぎ)氏で、縦横をみる初級手筋ではほとんどマスが埋まらず、可能性のある数字を書き出すと、やっとN国同盟などが見つかるという、上級手筋中心の問題です。基本的にとても重い感じの問題が多いですが、手掛かりを見つけたときの楽しみも大きく、解き味は一長一短です。ただ目は疲れます。

以下私が使った手筋です。
4国同盟 46,55,57,59,75
4国同盟×2 77
4国同盟×3 61
5国同盟 55,62 
四角の対角線 47,51,57,63,64,68,69,74,75,77,80
四角の対角線(3行バージョン) 75
浜田ロジック 44,68
Finned Fish 76,80
Finned Fish(3行バージョン) 76
Finned Fish(3行バージョン)×2 62
背理法 74,76

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数独日誌090822

   最近「ニャンチャロフのナンプレ無手勝流」というサイトに小生のブログが紹介されていることがわかりました。

   ものすごくよくできたサイトで、体裁も美しく、内容も、ナンプレの解法など自分で分類されたようでかなりの練達の士とお見受けしました。ナンプレの問題も初級から超上級まで作ってあり、ほとんどプロのレベルという感じです。

   ただ文章を連ねただけの小生の拙いブログを紹介していただいたのは光栄であります。最近アクセス数が増えたのはこの影響かもしれません。

   途中でほったらかしだった、世界文化社「ナンプレ超上級編」Vol.20に戻りました。

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数独日誌090819

   世界文化社「世界で一番美しくて難しいナンプレ」(西尾徹也著)一応終了しました。結局99,100の2問ができませんでした。最後の2題ができないというのは何とも悔しい終わり方ですが、まずまずの出来かな、という感じです。100番はUnique Rectangle の手筋があったのですが、我慢して使わなかったら結局未完に終わりました。

   途中の段階でできなかった85,86,87の3問は後から見直したところ、すべて背理法(数独日誌090731参照)でなんとか解けました。背理法は少し間を置くと違った見方ができ、あっさりとけることがあるようです。(のちに85番は背理法ではなく、試行錯誤で偶然解けたことが判明しました)

   93番で初めてxy-wing(ミシチャンさんの分類参照)の手筋が使えました。なかなか見つけづらい、背理法の一種ということになるのだと思います。ミシチャンさんの分類を読んだときは理解できたのですが、今までなかなか使えませんでした。私の解き方の場合、この手筋は他の手筋と一緒にはうまく探せないので、ちょっと負担が増える感じになります。

34番が解き味良好でした。
以下私の使った手筋です。

4国同盟 58,65,98
4国同盟×2 61
5国同盟 65
四角の対角線 61,64,65,93,96
四角の対角線(3行バージョン) 65,93,94,95
四角の対角線(4行バージョン) 61
Remote Pairs 62
Finned Fish 60,98
Sashimi Fish 93,96
Sashimi Fish×2 95
Unique Rectangle 96,97
背理法 60,63

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数独日誌090813

   小生、短い夏休みも終わり、明日からほぼ平常勤務です。トホホ。

   ミシチャンさんの解法分類(数独日誌090106参照)で、唯一解系と呼ばれている解法があります。ミシチャンさんはその解法のひとつである「Unique Rectangleの手法がナンプレの解法として許されるかについては議論があります」としています。そして、個人としては「人間が作った日本製の問題にはできるだけ使わない」とも言っています。

   唯一解系というのは数独(ナンプレ)の問題の答えがひとつしかない、別解はない、ということを利用してマスを埋めるテクニックです。実は世界文化社の「世界で一番美しくて難しいナンプレ」の97番を解いている途中で(まだ中盤くらいの段階)、実にわかりやすい Unique Rectangle が登場し、思わず使ってしまったところ、ほとんどつっかえることなく、最後まであっさり解けてしまいました。

   著者の西尾徹也氏はこの解法は想定していないようで、すでに89,90,97の3題でこの解法を使ってしまった私としては、この解き方を使わないで解くと、もっと解き味を楽しめたのかな、あるいは解けなかったかな、とも思いましたが、再度解くエネルギーもちょっと湧かず、
次回からにしよう、ということにしました。

   ちなみにミシチャンさんはあの世界文化社「難問ナンプレに挑戦」Vol.2(稲葉直貴著)を全問完答したときも、唯一解系は使わなかったそうです。

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数独日誌090811

   今年も夏休みを使って、数独の問題を9題作りました。去年は8題作り、出来のいい3題をニコリ社に送り、うち1題が「数独通信」に採用されました。(Vol.13)

   今年も昨年と同様、9題中5題は職場の文化祭で、職員作品の展示コーナーにささやかに置かせてもらい、出来のいい方はニコリ社に投稿しようと思っています。去年は一度に3題送ったのですが、今年は2題ずつ2回に分けて出そうかと思っています。熱心な投稿者ということで、掲載される確率が上がるかも、と姑息なことを考えました。正月休みにまた4題作れば、1号(「数独通信」は季刊誌なので年4回発行)につき2題ずつコンスタントに投稿できるかもしれません。

   問題の作り方は去年と同じで、まず表出数字の配置をある程度キレイな形にして、○印をマスに書いて決め、そこに1~9まで、一目でわかるように、ある程度連続して記入します。その後は「数独通信」などの作り方の記事にあるように、解くように作っていきます。途中インターネットで見つけた数独を自動で解くサイトも利用しながら作りました。

   ただこの作り方だと上級テクニックはうまく仕込めませんでした。三国同盟すら使っていません。正月休みに作るときには、ぜひ上級テクニックを仕込んで、「数独通信」のレベルの上の方で採用されるのを目標にしたいと思います。

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数独日誌090806

   世界文化社の「世界で一番美しくて難しいナンプレ」、残りが Easy4題、他の4つのレベルは8題ずつの計36題になりました。22,55,56番などはとても面白い問題だと思いました。85,86,87の3題が未完です。「背理法」も使ってみたのですが、うまくいきません。

   ミシチャンさんの分類(数独日誌090106)にあるSashimi Fishという解法を初めて使いました。数字Aについての四角の対角線の4つの頂点のうち、1つがずれていても、そのずれている1つを含む3×3のブロックに、数字Aを候補から削除できるマスがある、というものです。

   四角の対角線や、Finned Fishを探すときにこのSashimi Fishも一緒に探せるので、それほど負担ではないです。以下私が使った解法です。(私は基本的に1から9まで順番にいろいろな手筋を探していくので、使った手筋はちょっと過剰になっていると思います)

4国同盟 49,81,82,88,90 
浜田ロジック 54
四角の対角線 82,83,91
四角の対角線×2 55,84
四角の対角線(3行バージョン) 55,81,82,88,89,92
Finned Fish 55,56,83
Finned Fish(3行バージョン)88,89
Finned Fish(3行バージョン)×2 91
Sashimi Fish 91,92
Remote Pairs 81  
Unique Rectangle(解の一意性、ミシチャンさんの分類参照) 89,90

小生、夏休みに入るので、去年と同様、数独を作る方を少し挑戦してみたいと思います。

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