数独日誌100426
最近いただいたコメントで、数独・ナンプレの解法が載っている新しいサイトを教えていただきました。
http://www.ac.auone-net.jp/~tagutis1/index.html
「サトちゃんナンプレ」というサイトです。是非ご覧になってみて下さい。
一読した印象では、ミシチャンさんのサイト(数独日誌090106参照)をベースに、その内容を咀嚼し、ご自分で再構築した感じのサイトです。解法の解説だけで30ページ近くある力作で、ミシチャンさんのサイトと同様、このサイトもちょっとした研究論文の趣があります。
取り上げてある解法(自身で命名されています)についての私の感想です。
解法2 二行(二列)の原則 これは私の好きな手筋です。
解法4 四辺形の原則(二~四択) 四角の対角線の2~4行バージョンのことです。
(参考)変則四辺形の原則(二~四択)これはSashimi Fish のことと思います。
解法5 奇数個二択連鎖の原則 これがよくわかりません。ミシチャンさんのサイトの後半部分は難しくてまだ理解できていませんが、そこにある話なのか、私は初めて見ました。ただ前半部分は2-String-KiteやSashimi Fishの手筋と考えても解くことができました。
解法7 二択リレーの原則(1) これはXY-Wingのことだと思います。
解法8 二択リレーの原則(2) これはXY-Chainのことと思われます。
解法9 N択リレーの原則 これもよくわかりません。難しいです。
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コメント
気がついた事を書いてみました。
> 解法5 奇数個二択連鎖の原則
この場合の「二択」とは2択マスではなくて、ラインやブロック上の2択のことです。サトちゃんのHPでは実線で描かれています。
(一般に強い関係と呼ばれ、一方が除外されると他方が必然的に確定し、当然、一方が確定すると他方が除外されます)
キーとなる(注目すべき)候補数字は同じ数字のみで、輪になってつながっているので、そのようなつながりが奇数個あるとキーとなる候補数字も奇数個となります。
キーとなる候補数字が5個の場合を考えて見ましょう:
確定を○、除外を×とすると、
(連鎖が輪になっているので端どうしも連鎖していると考えてください)
○×○×○ か、もしくは ×○×○×
が考えられますが、確定/除外が端の部分で同じになり矛盾します。
これを回避するテクとしてはミシチャンのHPでは Broken Wing(http://www.geocities.jp/master_mishichan/other2.html)
があります。
一方が確定すると他方が除外されるが、一方が除外されても他方は確定しない場合は弱い関係と呼ばれ、サトちゃんのHPでは「N択」(点線)にあたります。一種類の候補数字の強弱関係に注目したテクもここで記述されていますが、
ミシチャンのX-cycle(http://www.geocities.jp/master_mishichan/hyper2.html)の方がわかりやすいと思います。(私の場合このようなテクはめったに使ったことがありません。お気づきのように2-String-Kite等でほとんど代用できるからです)
> 解法7 二択リレーの原則(1)
むしろXY-Chain の不連続ループだと思います。
XY-Wing は XY-Chain の不連続ループの一種です。
> 解法8 二択リレーの原則(2)
XY-Chain なのですが、但し、連続ループです。
> 解法9 N択リレーの原則
Nice Loopと同じ感じです。
【びーにぃ】の、Wiki攻略本
(http://blogs.yahoo.co.jp/bea_nies/folder/1509275.html)
では、それぞれ、以下のものに当てはまります。
図1→成立する定理⑤
図2→成立する定理①
図3→成立する定理③
投稿: Tachyon | 2010年5月 1日 (土) 16時11分
ていねいなコメントありがとうございます。
強い、弱い、がよくわからなかったのですが、説明で納得しました。
以前にも「びーにぃ」のWiki攻略本については教えていただきました。(数独日誌091018)こんどの「サトちゃん」さんのページと合わせて読解に挑戦したいと思います。
投稿: ikachan | 2010年5月 2日 (日) 11時23分