それなりに手強い問題が解けた時、自分の使った手筋が作者の仕込んだ手筋とどう違うか、または同じかというのはなかなか興味のあるところです。ただそれを確認する機会というのは滅多にあるものではありません。
このブログに新作問題を提供してくれている、ニコリ社「激辛数独」作者の近藤夲さんの最新作(数独日誌100406へのコメント参照、かなり難問です)でその機会がありました。
たとえば作者の仕込みとして、
数字 4・6・9の3国同盟 をマス (8,3) (8,4) (8,5)にとあります。私が使った手筋は2・3・5・8をマス(8,2) (8,7) (8,8) (8,9)の4国同盟です。(8,1)と(8,6)には7と1が最初から入っているので、隠れている3国同盟に気付かなかったパターンです。(私の場合、これが多いです)
(追加しました)
たとえば第1から第7までのマスで、入る可能性のある数字が,23,238,58,2358,2349,3569,4689となったとすると、最初の第1から第4までのマスで、2358の4国同盟が成立しており、その結果、残りの3マスでは2358の入る可能性がなくなり、結局残りの3マスでは469の3国同盟になっているということです。
ただ最初からこの3国同盟を気付くには、おそらく4・6・9の3つの数字を同時に見て、3つとも4か所のマスには入らない、ことを見つけなくてはならないと思われます。私の解き方では3つの数字を同時に見る、という過程はないので、よほど見つかりやすい場合を除いて、このタイプの3国同盟を見つけるのは難しいです。(隠れ2国同盟ですら難しいです)
次に数字 2・5・8の3国同盟 をマス (7,4) (9,4) (7,5) にとあります。これも同様に、私の手筋は中下ブロックの(7,6) (8,4) (8,5) (9,6)で1・2・5・8の4国同盟で、やはり隠れ3国同盟に気付かなかったパターンです。
最後に数字 3・4・6 をマス (3,4) (4,4) (8,4) にとありますが、これも全く同じで、私は(1,4) (5,4) (7,4) (9,4)に1・2・5・8の4国同盟とみました。
ただ私の場合、これ以外にも4国同盟を2回、Finned FishとFinned Fish(3行)を1回ずつ使っていて、見つける順序が違うだけで、ここまで手筋が過剰になるかな、という感じはします。
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