数独日誌100628
表出数字が順番に並んでいるというタイプの問題があります。私もそのタイプの問題を作っています。私の場合、
1.見た目がきれいである。
2.手作り感が出る。
3.まったく白紙の状態から数字を入れて作問するより、逆に手掛かりがあった方が作りやすいことがある。などの理由からです。
前回のブログで「数独の父・・・難問数独」で解き味の良かった89番がそのタイプの問題で、しかも1~9までの数字の並びが2サイクル入っています。「ちみかな」さんの作品です。2サイクル入れる、というのは思い浮かびませんでした。ちょっと脱帽という感じです。
気になって、「数独通信」のバックナンバーを少し調べてみたら、同じ作者のVol.18の77番(Hard☆2つ)、Vol.17の61番(Hard☆1つ)もほぼ2サイクル入っているタイプでした。
1~9までを2サイクル入れると、かなり制約があると思いますが、それでいて解き味が良く、難易度もある、というのはかなりの作り手という気がします。
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- 数独日誌241208(2024.12.08)
- 数独日誌241201(2024.12.01)
- 数独日誌241124(2024.11.24)
- 数独日誌241117(2024.11.17)
- 数独日誌241110(2024.11.10)
コメント
***** ikachan さん
横から口出し、ごめんなさい。 m(_ _;)m
> 1~9までを2サイクル入れると、かなり制約があると思い
> ますが、それでいて解き味が良く、難易度もある、という
> のはかなりの作り手という気がします。
「1~9までを△サイクル入れる……」という試みは、問題
作成者ならば、誰もが一度は考えることかもしれません。
ikachan さんがここに挙げた例題は、確かに1~9までが
2サイクル入っていますが、それ以外の数字もさらに数個
混じっていますね。
僕の場合、表出数字18個問題の作成にチャレンジしている
中で、「1~9まで数字が2個ずつ均等に登場する」問題が
できないものかと、目下無い知恵を絞っているところです。
当然のこと、1・2・3・4……の配列順はバラバラでも良しと
しますが、残念ながら今のところまだ作れていません。
表出数字27個で、「1~9まで数字が3個ずつ均等に登場
する」問題の方が作りやすそうな気がしないでもないですが、
まだ試していません。
このような考え方で作られた問題の実例をご存知の方が
いらっしゃったら、ご紹介ください。
投稿: 近藤夲 | 2010年6月28日 (月) 21時05分
あの問題がもしかすると、と思ってチェックしたら案の定でした。ただし1~9の連続数字4サイクルです。文藝春秋社「ニコリ数独名品100選」(近藤さんの問題も収録されています)の23番、竹井助義さんの作品です。作者曰く「作ったというより発見した作品。インパクト抜群。これが載ったのは僕の自慢です。」
012300000
045600123
078900456
000000789
000000000
123000000
456001230
789004560
000007890
投稿: ikachan | 2010年6月28日 (月) 22時51分
> あの問題がもしかすると、と思ってチェックしたら案の定
> でした。ただし1~9の連続数字4サイクルです。
> 文藝春秋社「ニコリ数独名品100選」(近藤さんの問題も収録
> されています)の23番、竹井助義さんの作品です。
思い出しました! 思い出しました!!
この作品を初めて見た時の衝撃を今もはっきり憶えています。
配置された表出数字の順序も4サイクルともに昇順できちんと
規則正しく並んでいる!!
こういう「美しい問題」もできるんだなぁ~と、数独の奥の
深さを改めてその時再認識しました。
ニコリの鍛冶さんも同じ想いだったらしく、最近の著書
「数独はなぜ世界でヒットしたか」の p.115 の「変わった
数独4」に再録引用し、『見た目のインパクトがぴかいち』と
高く評価しています。
投稿: 近藤夲 | 2010年6月28日 (月) 23時23分