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2010年6月

数独日誌100628

   表出数字が順番に並んでいるというタイプの問題があります。私もそのタイプの問題を作っています。私の場合、
1.見た目がきれいである。
2.手作り感が出る。
3.まったく白紙の状態から数字を入れて作問するより、逆に手掛かりがあった方が作りやすいことがある。などの理由からです。

   前回のブログで「数独の父・・・難問数独」で解き味の良かった89番がそのタイプの問題で、しかも1~9までの数字の並びが2サイクル入っています。「ちみかな」さんの作品です。2サイクル入れる、というのは思い浮かびませんでした。ちょっと脱帽という感じです。

   気になって、「数独通信」のバックナンバーを少し調べてみたら、同じ作者のVol.18の77番(Hard☆2つ)、Vol.17の61番(Hard☆1つ)もほぼ2サイクル入っているタイプでした。

   1~9までを2サイクル入れると、かなり制約があると思いますが、それでいて解き味が良く、難易度もある、というのはかなりの作り手という気がします。

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数独日誌100625

   ニコリ社「数独の父 鍛冶真起が教える難問数独」のHard問題58題が終了しました。「数独通信」の未掲載問題を集めた本ですが、「数独通信」を解くのをサボッていたせいか、私の知らない方の問題が結構ありました。

   解き味良好だったのは72,87,89,94番などで、このうち2問が後藤田洋さんという方の作品でした。

   Hard問題の58題のうち、表出数字の一番少ないのが20個の問題で、6題ありましたが、そのうち3題が近藤夲さんの作品でした。表出数字が少なくて難易度も高い、という問題は作るのが難しそうです。

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数独日誌100622

   「四角の対角線」という名前の解法があります。命名は世界文化社のナンプレ本の編著者西尾徹也さんです。2本ある四角の対角線のうちの、どちらか片方の対角線の両端のマスに当該数字が入ることになります。呼びやすいので、このブログでも使わせていただいています。英語名は「X-Wing」といいます。Xというのが対角線をイメージしているのかもしれません。

   ニコリ社はこの解法をどう名付けているかよくわかりませんでしたが、今解いている「数独の父 鍛冶真起が教える難問数独」に最近は「井桁理論」などと呼んだりしています、と書いてありました。これもちょっと面白いですね。

   この「四角の対角線」に3行バージョンがあることを知ったのは2008年の12月でした。このブログでは「四角の対角線(3行)」と書いています。英語名は「Sword Fish(かじき)」といいます。因みに「四角の対角線(4行)」は「Jerry Fish(くらげ)」と呼ぶのだそうです。

   数独ナンプレの解法に魚の名前が多いのは何か理由があるのでしょうか。

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数独日誌100613

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦」Vol.9をゲットしました。著者は北野ひぐまさんという、このシリーズでは新人の方の登場です。てっきりVol.2に続いて稲葉直貴さんの順番かと思っていました。

   北野さんの巻頭の言葉に、「ここ数年、とくに世界的なブームになってから、難問ナンプレを解くテクニックは飛躍的に発展しました」とあります。最近教えていただいた英文のサイト、Sudopediaを見てもそれがよくわかります。

   それで思うのがニコリ社の方針についてです。何か頑なに解法を限定している気がします。四角の対角線を超えるテクニックは一部マニアのもの、と考えているのでしょうか。ニコリ社は元祖 Sudoku の出版社なのですから、Sudoku の解法の進化に合わせて、わかりやすい解法から少しずつ解禁していったほうが良いように思うのですが。

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数独日誌100611

   ニコリ社の「数独の父 鍛冶真起が教える難問数独」をやり始めました。問題の形式はニコリ社の「数独通信」と同じで、Easyの☆1つからHardの☆3つまでの9段階の難易度があります。この本はそれに加えて、巻末に鍛冶さんのヒント付きの最難問9題が載っています。

   「数独通信」には作品の投稿はしているのですが、解く方はずっと休んでいました。私の数独タイムである通勤電車内では、「数独通信」は版が大きく、カバンから出すのがちょっと恥ずかしい感じなのです。

   今回の「……難問数独」は新書版のサイズより少し大きいですが、何とか電車内でも大丈夫そうです。Hard以上の問題58題をやってみようと思います。なお巻末の解答がデカく、かなり年配者を意識した感じです。

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数独日誌100606(2)

   数独は流行語大賞に選ばれても良かったのでは、と思うくらいのネーミングの成功例でしょう。特に外国人にはSudokuという音はなんとも不思議な響きなんだろうと思います。日本より前に海外でまずSudokuが大流行した、ということにこの音が一役買ったのは間違いのない
ところでしょう。

   その数独の名付け親、ニコリ社社長鍛冶真起氏の名前を冠した「”数独の父”鍛冶真起が教える難問数独」という本が送られてきました。同じニコリ社の「激辛数独」より値段も高く、装丁も立派で、気合いが入っている感があります。

   ニコリ社「数独通信」への投稿作品の中で、未掲載のものから選んだようです。私が「数独通信」最新号に採用してもらった作品は出来の悪い方でした、と前にブログで書いたのですが、そのときの出来の良い方がこの本に掲載されていました。

   近藤夲さんは後半の最難問に集中的に4題掲載されていて、相変わらずの存在感です。

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数独日誌100606

今朝ホームページを開設しました!

「ikachanの数独三昧」
http://ikachanzanmai.private.coocan.jp

   週末を利用して作業をしましたが、この程度でもかなり時間がかかりました。諸先輩の見栄えの良い、力作のHPとは比べるべくもない、味もそっけもないHPですが、前に書いた記事(数独日誌100518参照)にあるように、とりあえずこのブログを補完するような内容です。

   ソフトの「ホームページビルダー」の機能も基本的なものしか使えていません。今後少しずつ修正、更新をしていきたいと思います。お気づきの点があればご指摘いただけるとありがたいです。

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数独日誌100603

   世界文化社「難問ナンプレ 解き方のコツ」今井洋輔著がひととおり終了です。前にもこのブログで取り上げましたが(数独日誌100109(2)参照)、20個の上級手筋が要領よくまとまっている本です。04,11,13,26番などが解き味良好でした。

   最近「パズル好き」さんからもコメントがありましたが、ここに紹介されている「仮おさえのカーブ」という手筋は今井さんの考えたオリジナルな解法なんでしょうか?

   この本は上級手筋の紹介の後、練習問題がヒント付きで50題載っています。
ヒントとは違う手筋を使ったものだけを以下にあげます。
34番 四角の対角線
47番 四角の対角線(3行)
48番 4国同盟、Finned Fish

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数独日誌100601

   ニコリ社の季刊誌「数独通信」の常連投稿者「北風」さんからコメントをいただきました。(数独日誌100527へのコメント参照)

   8と9の2種類の数字が表に出ていない、表出数字16個(非対称形)の問題を紹介してもらいました。最終局面では8と9の二択連鎖が18個残る形になるようです。その18個のどこか1つに8か9をヒントとして出せば、別解のない表出数字17個の問題ができるわけです。なんともスゴイ問題であります。

   最後に8と9の二択が18個残るというのも、もちろん初めての体験なので、今日楽しみに解いてみたのですが、最終局面の手前で挫折してしまいました。残りのマスが28個になるまでは手が止まるところはないのですが、それから先が進みません。何か名のある手筋で解き進められるのでしょうか?

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