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2010年8月

数独日誌100827

   昨日の記事に引き続き、初めて解く本の紹介です。廣済堂出版「ナンプレ 超難問編」郷内邦義著 クロスワード編集部編初級、中級、上級、超上級、難問、超難問、限界とレベルが分かれている内の上から2つ目の難易度の本です。

   これは残念ながらお勧めできません。巻頭にある解説が仮定法(背理法)のみなのです。2択マスで片方の数字を入れて解き続けると矛盾が出てくるので、もう一つの数字が確定、とする考え方が載っています。3題解いてみたのですが、1番の問題は久々のUnique Rectangle の手筋を使ってなんとか解けましたが、他の2題は通常の手筋では解けずじまいでした。

   名前のある手筋を使って解くことを練習中の身としては、仮定法を使ってでしか解けない問題というのは、少なくとも今はあまり手を出したくない感じです。ひとつ下のレベルの難問編あたりにどういう問題が出ているか、知りたいです。

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数独日誌100826

   池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」はちょっとお休みして、手持ちの本の中からGAKKEN MOOK「究極IQナンプレ ファイナル」をやっています。これはなかなかお勧めできる本です。特徴を挙げてみます

   まず良い点。
1.580円で200題も掲載されています。コストパフォーマンス抜群。1題が何円かというのをいろいろな本で調べても面白いかも。
2.表出数字の個数が少ないです。今までいくつかのレベルの問題を11題やりましたが、平均するとほぼ20個です。スッキリしています。
3.解き味はなかなか良いです。私の好きな手筋も多く登場しました。

   次に悪い点。
1.本が巨大です。私のように通勤時間が主たる数独タイムの人には、この月刊の文芸誌のような大きさは片手で持つにはちょっと大変です。

   まだ少ししか解いていませんが、総じてかなりお勧めできる本だと思います。巻末に「二国同盟」と「四角の対角線」の手筋が解説してありました。

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数独日誌100825

   池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」をやっていたら、表出数字の配置が同じ問題が4つもありました。(14,46,65,69番)下にあげてあるのがその配置です。1の部分が数字が表れている場所です。

010000010
100101001
000101000
011000110
000000000
011000110
000101000
100101001
010000010

   この配置がなかなか解き心地がよろしいのです。数独日誌100815で書いた、今回表出数字の配置を真似してみました、というのはこの問題のことで、しかし自分で作ったら2マス過剰になってしまいました。

   きっとパズル作家の方々は、自分で編み出した解き味の良い配置というのをいくつか持っているのだろうな、と思った次第です。

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数独日誌100821

   池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」、問題番号下1けた6~8までを解いて、合計80題が終了しました。58番(若い番号!)、96番がまだ未完です。再挑戦したいと思います。

以下私の使った手筋です。
5国同盟(隠れ3国) 94
四角の対角線 57,67,68,87
四角の対角線×2 66
四角の対角線(3行) 56,98
Sashimi Fish 68,86,94,97
Finned Fish 94,97
Finned Fish(3行) 94 
XY-Wing 76
XY-Wing×2 77,78
2-String Kite 87,88,97,98
XY-Chain 87
浜田ロジック 98

発売されてから約1ヶ月たつので、少し詳しく報告することにします。

81番 23の浜田ロジック(Skyscraper)の後、23,28,38の3つの2択マスについてXY-Wingを考え、(6,4)に8が入ると、(5,9)も8となり、(4,1)に入る数字がなくなる、と考えました。XY-Wingの変形版でしょうか。

84番 左中ブロックと中中ブロックに左から39,39,34,49の2択マスが登場し、この4マスに左から3,9,3,4と入ると、9行に3が入らなくなくなるので、この4つの2択マスには9,3,4,9と入る、と考えました。浜田ロジックの変形版?。

87番 3つの超上級手筋がヒントとして与えられているので、80番台で3つもヒントがあるということは、それぞれはきっとシンプルな形だろう、などと余計なことを考え、それがなかなか見つからず、苦戦しました。結局8についての2-String Kite、四角の対角線を使った後、XY-Chainを使って何とか解きました。

91番 3についての四角の対角線(3行)、8についての四角の対角線の後、(4,4)(6,5)(8,5)に36,16,13の2択マスが登場し、(4,1)に3が入ると、(7,6)も3となり、(6,5)に入る数字がなくなってしまうと考えました。XY-Wingの変形かなと思いました。

95番 (5,8)(5,4)(6,5)に58の2択マスが連鎖していて、(5,8)に8が入ると、9行は(9,9)しか8が入らず、すると(1,8)が8となり、8列に8が2つ入ることになり矛盾する。よって、この3つの2択マスにはこの順に5,8,5と入る、と考えました。一応浜田ロジックの変形版とみました。

98番 1についての四角の対角線(3行)、3についての2-String Kiteを使った後、(2,1)(3,3)(3,5)に23の2択マスが連鎖していて、この順に2,3,2と入ると、5行に1が入らなくなる、と考えました。浜田ロジックの変形かな、と考えました。

   上に書いたのは全体として「背理法」ギリギリの感じです。作者はどういう解き方を想定していたのでしょうか。

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数独日誌100818

   私のHP「ikachanの数独三昧」を初めて更新しました。6月に開設以来あっという間に2ヶ月以上過ぎてしまい、もう少し頻繁に更新しないと、とは思いながらついついのびのびになってしまいました。記事の方がたまってきたので、ブログ記事一覧のページを最新の記事まで加えました。

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数独日誌100817

   お盆休みの間に新宿に行く機会があり、紀伊国屋書店でナンプレの本を仕入れてきました。その結果今手元にあるのは次の4冊です。

世界文化社「ナンプレ超上級編」Vol.24
世界文化社「西尾徹也の世界で一番美しくて難しいナンプレ2」
廣済堂出版「脳を鍛える数字パズルナンプレ(超難問編)」
GAKKEN MOOK「究極IQナンプレファイナル」

   後半の2冊は前にTachyonさんに教えていただいて、なかなか買うチャンスのなかったものです。4つ目の本は200題掲載されているので、1ヶ月100問としても全部で5ヶ月は十分楽しめそうです。世界文化社の本の未完問題の再挑戦と、ニコリ社「数独通信」のHard問題は当分お預けのようです。

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数独日誌100816

   中級程度の問題はある程度作る過程が決まってきました。私の場合、ほぼ次のようなプロセスで作っています。

1.まず○印を大きくマス目に書いて、表出数字の配置を決めます。
2.最初に1~9までの数字を1つずつ連続的に配置する場合が多いです。
3.いわゆる解くように作っていきますが、数回に1回ぐらいは確定した
数字がうまくヒントになり、ある程度マスが埋まっていきます。
4.そのまま最後までうまく完成するということはまずなくて、途中である数字が
ダブってハタンするケースが多いです。
5.その場合、数独を解くサイト(私の場合はhttp://homepage3.nifty.com/funahashi/game/game799.html)を使って、表出数字の中でハタンした数字を1、2か所削除し、解かせてみます。
6.これで最後まで解けてしまう場合が結構あります。
7.最終解答を見て、まだ入れていなかった表出箇所に数字を入れ、自分の手で解いてみます。
8.このサイトは複数解が出るケースをチェックできないので、もし複数解が出る場合は(四角形の四隅のマスに同じ2国同盟が登場する)、あきらめるかまたは表出数字の場所を2ヶ所(対称形なので)増やすことになります。このパターンもよくあります。

   離れた2国同盟、3国同盟、四角の対角線などの手筋を仕込むには、おそらく、上記の1.の後に何の手筋をどこに組み込むかを決めるのではないかと思いますが、次回の宿題になりそうです。

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数独日誌100815

   お盆休みは例年のように、問題作りをしていました。ニコリ社「激辛数独」に載るには「四角の対角線」の手筋がうまく組み込めれば可能性がある、と思ったのですが、何かあまりうまくできそうになく、早々にあきらめました。

   それでも今解いている池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」から表出数字の配置の場所だけ真似をさせてもらうという、初めてのやり方もしてみたのですが、別解が出てしまうため、結局2マス余分になってしまいました。(よくあるパターンです)

   ストックしてあった3題と今回作った5題の合計8題について、見た目のきれいさ、解き味、解き応えの3つについて3段階評価をして、ニコリ社に投稿する問題と職場の文化祭に出品する3題(今年で出品を始めてから3年目になります)を選ぼうと思います。

   解き味が良い、というのは人によって違うと思いますが、サクサクとスピード感を持って解き進められる過程を含んでいること、ある程度の手筋の種類を必要とし、それが比較的気付きやすいこと、などがあるかなと思います。

   解き応えというのはある意味難易度と似ているかと思います。

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数独日誌100809

   池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」が問題番号下1けたの1~5までの50題が終了しました。94番がまだできていません。再挑戦したいと思います。

   世界文化社の「ナンプレ超上級編」の最新刊Vol.24で、編著者の西尾徹也氏は「超上級編」のシリーズを「おそらく世界一の難問集」と評していますが、池田書店の「極」シリーズは「超上級編」と比べてもまったく遜色のない解き味、解き応えがあると思います。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 64
5国同盟(隠れ2国) 74
四角の対角線 63,64,74,95
Finned Fish 83
XY-Wing 83,85,93
浜田ロジック(変形版) 84,95

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数独日誌100807

   ニコリ社の雑誌「数独通信」Vol.19(8月10日発売)にまた1題採用してもらいました。42番(Medium☆2つ)です。これで3巻連続になりました。ありがたいです。近藤夲さんは一番難しい Hard☆3つにしっかり2題掲載されていました。(1題は最終問題です)私の作品は右上と左下ブロックの両隅の1マスずつが余分な感じで、出来は今一つと思っています。

   今回は3題投稿したのですが、実はそのうち1題は一番最初に投稿してボツになった作品でした。一度ボツになったものは投稿しないで、という投稿の手引きにあるただし書きは後から気付きました。この1題は自分が作ったものの中で、出来がよい3本の指に入ると思うんですが、なぜか採用してもらえません。今までに掲載された問題と偶然一致してしまっているのか、よくわかりません。1年半たったら公表してよい、とのことなので、時期が来たらこのブログに載せて皆さんにお見せしたいと思っています。

   雑誌「数独通信」は年4回発行だったのが、今回から年2回(2月と8月)に減ってしまうそうです。(つまり次号のVol.20は2月発行)この雑誌に合わせて年に4回問題作りをして、1回につき2~3題投稿するというパターンが、私なりに定着してきていたので、かなりがっがりです。ただ難問は「激辛数独」に掲載してもらえるということなので、毎年お盆休みにやっている問題作りの今年の目標は、「難問を作って「激辛数独」に載るぞー!」ということにしたいと思います。

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数独日誌100805

   池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」が20題終了しました。問題番号の下一桁が1と2の問題です。

   前半の問題は解き味がとても良いです。初級中級手筋でかなりのマスが埋まります。81番と91番のXY-Wingは少し変形バージョンでした。普通に1番の問題から順番に解いている方も多いと思うので、ここではあまり詳しくは書かないことにしますが、一応 XY-Wing の形と言えるのではないかと思います。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 92
四角の対角線 62,71,91
四角の対角線×3 61
四角の対角線(3行) 91
浜田ロジック 81
Sashimi Fish 82
XY-Wing 81,82,91,92
2-String Kite 92

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数独日誌100802

   今日本屋さんへ立ち寄ったところ、池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」が発売されていました。7月23日発行となっています。

   何といっても私がこれまでに挑戦した本の中で最も難しい本です。今の段階では過去散々悩まされたことはすっかり忘れて、何か闘志が湧いてきました。今回はなんとか未完の問題を5問ぐらいに押さえられたらと思います。(極1は13題、極2は9題未完でした)今やっている世界文化社「ナンプレ超上級編」の未完の問題の再挑戦(Vol.10まで終了)はちょっと置いておいて、こちらをやって少し詳しく報告したいと思います。

以下「ナンプレ超上級編」の未完問題で私の使った手筋です。
Vol.2 80 四角の対角線(3行)
Vol.5 90 XY-Wing
    98 Finned Fish,四角の対角線×2
Vol.6 81 5国同盟
Vol.7 75 Sashimi Fish
    80 Sashimi Fish
    82 Sashimi Fish×3 Sashimi Fish(3行)
    89 Sashimi Fish
    95 Finned Fish,5国同盟,四角の対角線
    100 4国同盟,Remote Pairs(2-String Kite)
Vol.8 77 4国同盟
    84 四角の対角線
    86 5国同盟
    90 四角の対角線
    95 四角の対角線,Sashimi Fish
    101 四角の対角線×2,Sashimi Fish,
      6国同盟(隠れ2国同盟を見落とし、
      まあ坊さんからヒントをもらいました)
Vol.9 93 Sashimi Fish,Finned Fish,
      四角の対角線(3行)×2
    99 Finned Fish×2,四角の対角線×2
Vol.10 60 Remote Pairs
    95 Remote Pairs×2,四角の対角線(3行)×2

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数独日誌100801

   今日アクセス数が30000を超えました。管理ページにあるアクセスカウンタでは2,3日前に超えていたのですが、本文の方となぜか200くらいずれてしまいました。

   最初の10000回まで26ヶ月、次の10000回まで7ヶ月かかり、この10000回は、3ヶ月で到達しました。今回はやはりホームページを開設して、そこからブログ記事に直接アクセスできるようにしたことが大きいかな、と思います。ホームページを作るために自分自身でかなりアクセスしたことも影響しています。

   それにしてもだんだん多くの方に読んでもらえるようになった、ということは書く方としては本当に励みになり、日常の中でふと、今度はこういう文章を書こう、と意識しているような状態になっています。このブログを通じて少しでも数独ナンプレの愛好者の輪が広がっていったらと思っています。今後ともよろしくお願いします。

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