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数独日誌100920

   数独自動作成ソフト(以下Generatorと略す)を使ってみました。私の場合ある程度手作りで進めていくと、ハタンせずに最後まで到達することは少なく、これはうまく到達できそうという時も、別解が出てしまい、それを避けるために表出数字の場所を増やさざるを得ない、ということがよくあります。「数独通信」の問題を眺めたときに、他の方の作品でも、これはその手の問題かなと感じることがあります。

   お盆休みに作った手持ちの問題が5題あるのですが、そのうち3題がそういう問題でした。3題とも私が今まで作ってきたパターンと同様で、見た目がちょっと面白い配置で、しかも数字が1から9まで連続的に配置されている、という形です。

   ひとことで言うとこのGeneratorは、私が普段作っている初級から中級の難易度の問題作成ではとても威力を発揮しました。余分だったマスを削り、1から9までの連続的に配置する部分は活かし、Generateボタンを押すと、たちどころに問題を作ってくれます。また難易度を示すと思われるポイントも表示してくれます。さらに表出させない数字を決めることもできます。(3題中1題に1を表出させないようにしました)

   何回もハタンを繰り返し、1題作るのに5つ以上は盤面を使い、あーでもない、こーでもないとやるのと比べると、雲泥の差です。今回は手持ちの作品の改良という形で使いましたが、初級中級問題をまったく白紙の状態からこのGeneratorで作成し、それを投稿するというのはちょっと気が引ける感じがします。初級中級問題はある程度サクサク埋まり、フィニッシュの部分の解き味もそれほど変わらない気がするので、Generatorで作った問題もかなり使えそうと思えるからです。

   これからは見た目もある程度きれいで、難易度もそれなりに高い問題というのを少しねらうかな、という気がしています。これが可能な表出数字の配置を探すこと、解き味が良いものを選ぶこと、などはこのGeneratorを使うにしてもそれなりに経験が必要な気がするからです。

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コメント

ikachanさん、お疲れ様です。
いつも、大変お世話になってます。
私も、早く問題が作れるぐらいのレベルになりたいと思います。
今は、問題を解くだけで、精一杯な感じです。
ところで、超上級編24は、どれぐらい進んでいますか?
私は、前半40問程解きました。
また、使った手筋の紹介はされるのですか?
あれがあると、かなり参考になるので、とても期待しています。
これからも、色々と宜しくお願い致します。

投稿: たこ | 2010年9月20日 (月) 21時57分

たこさんへ
コメントありがとうございます。

私の場合「超上級編」シリーズでは、まず☆7の最初の41番から61番までの21題を解いて、その後☆6の40題と、☆7の残り40題を交互にやるようにしています。そのほうが難易度の変化が出て、解いていて飽きがこないのです。もっともこのシリーズはいろいろな作者が登場するので、1番から順に解いていっても1題1題の解き味はだいぶ違いますよね。

現在最初の21題は終了し、☆6と☆7を交互にやり始めたところです。全部で50題ぐらい解き終わったところでブログに1回目の報告をしようかなと思っています。

投稿: ikachan | 2010年9月21日 (火) 06時59分

コメント有難うございました。
ikachanさんの解き方も、いいですね。
先日、ikachanさんに教えて頂いた、Finned FishやSashimi Fishが使えるようになったので、かなり役立ってます。
使える手筋が増える事は、いいことですね。
今、私が使える手筋は、上記以外に四角の対角線(3行、4行、5行含む)、Remote Pairs 、浜田ロジック、XY-wingなどです。
ikachanさんのブログを拝見すると、XY-chainや2-String Kite,Unique Rectangleなどが見られました。
私は、これらは使えません。
使える手筋を、もう少し増やしたいのですが、次にマスターするのは、何がいいですか?
よく使う機会があるのがいいです。
お勧めを教えて頂けますか?

投稿: たこ | 2010年9月22日 (水) 18時25分

2-String Kiteが覚えやすく、使うチャンスも多いように思います。Remote Pairsと同時に成り立っているという場合もあります。この手筋については、日本語で書かれたものでは池田書店の「極」シリーズの巻頭の説明が良いと思います。もし英文があまり苦にならなければSudopediaに2種類、説明がしてあります。図だけでもある程度わかるのではないでしょうか。ミシチャンさんのHPには2-String Kiteの手筋の名前はないように思います。名付けられたのが比較的新しいのかもしれません。「極」シリーズにはこれを使う問題がヒント付きで出ています。

XY-Chainは、かなり難しい問題でしかも2択マスが多い時に有効です。これはミシチャンさんのHPに説明があります。ミシチャンさんのHPはとても網羅的で(私は全頁印刷してしまいました)、かなりの手筋はここに説明があると思います。

Unique RectangleもミシチャンさんのHPに説明があります。ただこれは元になる考え方が他の手筋とは異なります。ミシチャンさんは日本人の作った問題では使わない、という立場です。

投稿: ikachan | 2010年9月22日 (水) 20時28分

コメント有難うございます。
2-String Kiteは、理解出来ました。
面白い理論ですね。
XY-chainは、本当に難しいですね。
ホームページを見ましたが、あまりよく理解出来ませんでした。
ikachanさんは、誰かに教えてもらったとウエブに記載されてましたが、その履歴はまだありますか?
もし、あれば一度、拝見したいのですが。
トレーシングペーパーは家にありました。
使う機会があるといいなと思います。
今、超上級編24を解いてますが、改めてFinned FishとSashimi Fishの知識があることは、本当に役に立ってるなと実感しました。
ソフトでは解けなくても、この知識で乗り切ることが出来ました。
ikachanさんには、本当に感謝しています。
ところで、ikachanさんは、超上級編は、1巻から24巻まで、全部持ってるのですか?
私は、2巻と24巻です。
もうすぐ、難問ナンプレに挑戦10が発売されるみたいですね。
楽しみですね。

投稿: たこ | 2010年9月23日 (木) 21時41分

たこさんへ

>XY-chainは、本当に難しいですね。ホームページを見ましたが、あまりよく理解出来ませんでした。

今日ブログ記事をアップしました。そこにも少し解説したので参考にして下さい。

>ikachanさんは、誰かに教えてもらったとウエブに記載されてましたが、その履歴はまだありますか?もし、あれば一度、拝見したいのですが。

Tachyonさんに教えていただきました。(数独日誌100115のコメント参照)

>今、超上級編24を解いてますが、改めてFinned FishとSashimi Fishの知識があることは、本当に役に立ってるなと実感しました。ソフトでは解けなくても、この知識で乗り切ることが出来ました。ikachanさんには、本当に感謝しています。

そう言っていただけると本当にうれしいです。私もこのブログの読者の皆さんに色々教えてもらったので、機会があればたこさんもどなたかに教えてあげて下さい。

>ところで、ikachanさんは、超上級編は、1巻から24巻まで、全部持ってるのですか?

全巻持っておりまする。このブログをスタートした2007年8月の時点では超上級編はやっと3冊が終わったところでした。我ながらコツコツよくやったものだな、とは思います

>もうすぐ、難問ナンプレに挑戦10が発売されるみたいですね。楽しみですね。

それは新情報です。作者は誰になるんでしょう?

投稿: ikachan | 2010年9月24日 (金) 19時48分

そのGeneratorは、mixiの稲葉さんのページ経由で知りました。確かに優れモノです。ただ、さすがに手の流れまでは自由になりませんね。同じ決まり方を避ける、上級手筋の出現タイミングを調整する、手が止まる場所を複数回用意する、最初は手を広く途中から考えさせる等。
ビジュアル重視の問題や、手の流れを作りこんだ後の最終3~4マスを作らせるのには適していると思います。

投稿: ニャンチャロフ | 2010年10月16日 (土) 09時34分

ニャンチャロフさんへ
数独ナンプレの作問の道はなかなか険しそうです。そこまで色々なことを仕込むわけですね。私は今まで自分で作ってきたレベルの問題は、このGeneratorでほとんど簡単にできてしまうので、次回作問の時にこのGeneratorとどう折り合いをつけるか、悩むことになりそうです。

投稿: ikachan | 2010年10月17日 (日) 21時50分

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