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2010年9月

数独日誌100928

   世界文化社「超上級編24」☆6つの1~18番と☆7つの41~79番まで終了し、残りが2つのレベルで22題ずつになりました。このシリーズは各作家の競作という雰囲気があるので、いつも通り楽しめています。

   59番は配置が面白く、60番はちょっと不思議な解き味でした。72番は2国同盟がたくさん登場し、私の好きな手筋も多かったです。64,65,74番も解き味良好でした。このシリーズの20巻から続いている、連続全問クリアをめざしたいと思います。

   「超上級編24」が終わったら、次は同じ世界文化社の「世界で一番美しくて難しいナンプレ2」を5段階の難易度の問題数のでこぼこをならすように解いていこうと思います。

以下私の使った手筋です。
4国同盟 49,52,58
4国同盟(隠れ2国)16,49,55,59,78
4国同盟(隠れ3国)18,69,77
4国同盟(隠れ3国)×2 78
5国同盟(隠れ2国)3
四角の対角線 51,65
四角の対角線×2 60
Finned Fish 79
Finned Fish(3行) 70
Sashimi Fish 75

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数独日誌100927

   ブログのコメント欄について考えさせられました。個人のブログですから、ある程度個人(管理人)の色が出るのはしょうがないと思うのですが、管理人には、同好の士と交流したい、あるいは交流の場を提供したい、という希望も一方にあって、この両立が難しいことがあるようです。

   今回コメント欄をたこさんに自由に利用してもらったために、新たな交流が生まれ、パズル好きさんが使ったW-Wingという手筋(私は知りませんでした)が日の目を見たわけです。コメント欄は管理人の管理からある程度自由な方が、おそらく活発な交流がはかれるのでしょう。

   ただブログをスタートしてから1年3ヶ月たって初めてコメントをいただいた身からすると、コメント欄を見て、おっ、色んな人からコメントが来とるわい、と達観してある程度放っておくというのは、私の度量が狭いせいか、なかなか難しそうな気がします。

   世界文化社あたりのHPで質問コーナーのようなものがあって、解き方のわからない問題について、そのコーナーに質問を書くと、全国のすでにその問題を解いた人から返事が来て、たちどころに解き方がわかる、というようなものがあれば一番良いのかもしれません。

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数独日誌100926

   管理人がちょっと留守をしている間にブログが炎上(笑)していてびっくりしました。読者の方へのお願いです。管理人が解く前の問題が話題になると、管理人としてはせっかくいただいたコメントを読むことができず、ちょっと残念というか、さびしい気持ちになります。

   このブログが、数独ナンプレをこよなく愛する人の交流の場になるのは管理人が最も望んでいることなのですが、できれば管理人が解いた後の問題について、私はもっと簡単にこの手筋一発で解けましたよ、とか僕は別の手筋を使う方が鮮やかだと思うけど、など多いに盛り上がってもらえればと思っています。

   話題の93番を解いてみました。相変わらず過剰な感じはありますが、6についてのFinned Fish  12,26,61のXY-Wing  7についてのSashimi Fish(3行)   32,25,53のXY-Wingの4手筋を使って解けました。

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数独日誌100924

   たこさんのコメントへの返事を考えているときに、ちょっと読者の皆さんに聞いてみたいことが出てきたので記事にすることにしました。難しい問題で2択マス(1つのマスに2種類の数字しか入らない)が多い場合、XY-Chainの手筋が有効である、というのはTachyonさんから教えていただきました。

   XY-Chainは言葉では少し説明しにくいですが、例えば12,23,34,45,51という2択マスが5つ連鎖していたとします。1からスタートしてまた1に戻る感じです。この5つのうち1番目のマスと5番目のマスが同じ行(or列orブロック)にある場合、その行(or列orブロック)の1番目と5番目以外のマスから1を排除できる、という理論だと思います。なぜなら1番目と5番目以外のマスに1が入ると、1番目のマスは2、2番目のマスが3、・・・最後の5番目のマスが1となり、1つの行、列、ブロックに1が二つ存在してしまうからです。

   1番目のマスと5番目のマスが同じ行(or列orブロック)にない場合は、1番目のマスと5番目のマスの交差点のマスから同じ理由で1が排除できます。

   ところが前にXY-Chainを探していたところ、うまく探せず、次のように考えたものをXY-Chainとして解答メモに書いたことを思い出しました。同じような設定で12,23,34,45,52という2択マスが5つ連鎖していたとします。ここで1番目のマスに2が入るとすると、2番目のマスは3、・・・最後の5番目のマスが2となります。ここで1番目のマスと5番目のマスが同じ行(or列orブロック)にあると2が二つ存在して矛盾するので、1番目のマスには2は入らず、1で確定する、というものです。

   背理法(仮定法)と言ってしまえばそれまでですが、何か浜田ロジックの自己完結型という感じがしないでもないです。ミシチャンさんのHPを見ても、こんな手筋は特に記述はないようです。Sudopediaはまだ調べていませんが、これは何か名前のある手筋でしょうか?

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数独日誌100920

   数独自動作成ソフト(以下Generatorと略す)を使ってみました。私の場合ある程度手作りで進めていくと、ハタンせずに最後まで到達することは少なく、これはうまく到達できそうという時も、別解が出てしまい、それを避けるために表出数字の場所を増やさざるを得ない、ということがよくあります。「数独通信」の問題を眺めたときに、他の方の作品でも、これはその手の問題かなと感じることがあります。

   お盆休みに作った手持ちの問題が5題あるのですが、そのうち3題がそういう問題でした。3題とも私が今まで作ってきたパターンと同様で、見た目がちょっと面白い配置で、しかも数字が1から9まで連続的に配置されている、という形です。

   ひとことで言うとこのGeneratorは、私が普段作っている初級から中級の難易度の問題作成ではとても威力を発揮しました。余分だったマスを削り、1から9までの連続的に配置する部分は活かし、Generateボタンを押すと、たちどころに問題を作ってくれます。また難易度を示すと思われるポイントも表示してくれます。さらに表出させない数字を決めることもできます。(3題中1題に1を表出させないようにしました)

   何回もハタンを繰り返し、1題作るのに5つ以上は盤面を使い、あーでもない、こーでもないとやるのと比べると、雲泥の差です。今回は手持ちの作品の改良という形で使いましたが、初級中級問題をまったく白紙の状態からこのGeneratorで作成し、それを投稿するというのはちょっと気が引ける感じがします。初級中級問題はある程度サクサク埋まり、フィニッシュの部分の解き味もそれほど変わらない気がするので、Generatorで作った問題もかなり使えそうと思えるからです。

   これからは見た目もある程度きれいで、難易度もそれなりに高い問題というのを少しねらうかな、という気がしています。これが可能な表出数字の配置を探すこと、解き味が良いものを選ぶこと、などはこのGeneratorを使うにしてもそれなりに経験が必要な気がするからです。

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数独日誌100916

   昨日ネットを見ていたらとんでもないサイトを見つけました。
http://karetta.jp/book/EveryonePuzzleCreator
数独の自動作成プログラムのサイトです。2007年の暮れに発表されたもののようです。

   表出数字の場所を指定するだけで、基本的にほとんどのことができます。二国同盟、三国同盟、四角の対角線、四角の対角線(3行)までの難易度の手筋を仕込むことができます。また表出数字の場所の指定だけでなく、その場所に入れたい数字を書き込むこともできます。

   もうひとつ驚いたのがこの自動作成プログラムを使って、先日まで私が解いていた、GAKKEN MOOK「究極IQナンプレ」のシリーズが作られたということです。道理で値段が安いはずです。

   今までコンピュータで作った問題は手作りの問題と比べて、解き味が良くない、というのを聞いたことがありましたが、「究極IQナンプレ」シリーズをこのプログラムで作ったということは、全く認識を改めないといけない、と思いました。

   ニコリ社の問題ならば、このプログラムを使うとほとんどできてしまうことになります。あと作家の作業としては、解き味の良い表出数字の配置を見つける、また同じ配置であれば、より解き味の良い問題にする、というぐらいしか残っていないのではないかと思われます。

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数独日誌100914

   池田書店「極3」をやっていたところ、表出数字の配置の場所が全く同じ問題があった、という記事を書きました。その後激辛数独作者の近藤夲さんからその配置で問題を作ってみました、とメールが届きました。

   今日HP「ikachanの数独三昧」にその配置の問題をアップしましたので、よかったらご覧下さい。やさしい問題から難しい問題まで10題提供していただきました。この配置はなかなか解き心地がよいので、楽しんでいただけると思います。

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数独日誌100913

   池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」終了しました。なんと96番以外はクリアに成功しました。大いに満足しています。「極1」をやった約1年前には、特に90番台は歯が立たない、という感じでしたが、だいぶこのシリーズに慣れたせいか、(あるいは極3は少しやさしめでしたかね?)結構楽しんで解くことができました。このシリーズは全体として、初級中級手筋でかなりマスが埋まるので、超上級手筋が浮き彫りにされる感じがあります。これは私好みの形です。

   次は世界文化社「超上級編24」をやろうと思います。

   ヒントと違う解き方をした問題だけ少し説明をします。
89番 これが苦戦しました。背理法(仮定法)に近いです。49の二択連鎖による浜田ロジック(途中上中ブロックでくずれます)で(6,2)が4のとき(3,7)も4になり、左上ブロックで4が入らなくなります。よって(6,2)は9で確定します。
100番 9についての四角の対角線(3行)、4についてのSashimi Fish、1についてのFinned Fishを使いました。

以下それ以外の問題で私の使った手筋です。
4国同盟 10
四角の対角線 59,60,69,70,79,90,99
四角の対角線(3行)58,90,99
XY-Wing 79,80,90
2-String Kite 99

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数独日誌100910

   GAKKEN MOOK「究極IQナンプレ ファイナル」いったん終了しようと思います。最高レベルの問題9題を含めて、合計70題余り(後半の問題のみ)をやりました。

   一言で言うと、この本の問題は、ニコリ社「激辛数独」の問題を、表出数字の個数を1割減らしてスッキリしたきれいな配置にし、(この本のキャッチコピーは「極少ヒント!超難問の決定版」です)難易度については、特に最高レベルの数問は「激辛数独」の難易度を上回っている感じがしました。

   使っている手筋はN国同盟と四角の対角線までのようですが、(四角の対角線3行バージョンも使いましたが、使わないと解けない問題だったかはわかりません)ここまでの手筋で解ける最高難度の部類に属する気がします。紹介していただいたTachyonさんに感謝です。

   池田書店の「極3」に戻ろうと思います。残り13題なので、4,5日で結果を報告できると思います。

最高レベルの問題で私の使った手筋です。
192 4国同盟(隠れ2国)
193 4国同盟、6国同盟、四角の対角線×2 面白い解き味
194 5国同盟、四角の対角線×3、四角の対角線(3行)
195 4国同盟×3、5国同盟、四角の対角線×3
196 4国同盟、四角の対角線
197 3国同盟以下
198 4国同盟、四角の対角線
199 5国同盟、四角の対角線×2
200 四角の対角線×5

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数独日誌100903

   GAKKEN MOOK「究極IQナンプレ ファイナル」この本をまだやっています。すぐに池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」に戻ろうと思っていたのですが、この本がなかなかの優れモノで、もう少し続けたくなりました。

   今までに後半のレベルの40題程が終了しましたが、雰囲気的にはニコリ社「激辛数独」に似ている感じです。ただ表出数字の個数は平均20個くらいと少なく、スッキリしていて、また表出数字の配置がバラエティに富んでいて、なおかつ解き心地が良いように配置が工夫がされています。かなり完成度の高い本といえます。85,114,137,162,164,166番などどれも面白い解き味でした。

   もしかすると少し大きな書店に行かないと手に入らない本かもしれないので、ひとりよがりの記事になるといけないと思います。あと30題ぐらいやると、一番難しいレベルの問題がどの程度かわかるので、もう一度ブログで報告して、その後池田書店「World Puzzleナンプレ 極3」に戻ろうと思います。

今までに私の使った手筋です。
4国同盟 117,122,159,161,167,168
5国同盟(隠れ2国) 157
四角の対角線 115,156,162

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