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数独日誌110226

   今回の「難問ナンプレに挑戦11」は我ながらかなり気合が入ってしまいました。問題数が100題くらいの本だと、普通は1ヶ月前後かかるのですが、今回はスタートしてほぼ20日で終了してしまいました。

   往復3時間近い通勤時間は私の貴重な数独タイムなのですが、今回は普段あまりやらない帰宅後も結構解いていました。池田書店の「極」シリーズをやるまでは同じ著者の「難問ナンプレに挑戦2」が最もハードな本でしたし、著者も自ら「世界一難しいナンプレを作る男」と豪語していることもあり、「難問ナンプレに挑戦」シリーズでも特に気になる作者でした。

   まず全体として満足のいく1冊だったと思います。基本的に残り数字のチェックに入る前に、マスがかなり埋まるか、2国同盟、3国同盟がかなり見つかるかなので、残り数字のチェックはあまり大変ではなく、私の好きな手筋も多く登場し、総じて解き味はとてもよかったと思います。

   デザインについて、点対称でも線対称でもない問題は、3×3のブロックごとの状態がすべて異なるので、なかなか面白く新鮮味がありました。コロンブスの卵だったのではないでしょうか。これから他の作者にも波及するかもしれません。稲葉さんの実験は成功していると思います。読者諸兄はどう感じられましたか?

使う手筋がn国同盟と四角の対角線だけというのはどうでしょうか。私はそれ以外の手筋を探す楽しみというのも、ナンプレの奥深い、豊かで楽しい世界の重要な要素だと感じているので、ちょっと残念な気がします。

   例えば初級中級手筋で気持ちよくどんどん埋まり、なんだこのままフィニッシュかと思いきや、最終盤で手が止まり、良く見たらXY-Wingの手筋が見つかった、などというのは、まさに1粒で2度おいしい問題という感じがして、なかなか捨て難い味があると思います。n国同盟と四角の対角線以外の手筋が仕込んである、稲葉さんの問題も解いてみたい気がします。

   再びニコリ社「激辛数独8」に戻ることにします。

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