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2011年2月

数独日誌110226

   今回の「難問ナンプレに挑戦11」は我ながらかなり気合が入ってしまいました。問題数が100題くらいの本だと、普通は1ヶ月前後かかるのですが、今回はスタートしてほぼ20日で終了してしまいました。

   往復3時間近い通勤時間は私の貴重な数独タイムなのですが、今回は普段あまりやらない帰宅後も結構解いていました。池田書店の「極」シリーズをやるまでは同じ著者の「難問ナンプレに挑戦2」が最もハードな本でしたし、著者も自ら「世界一難しいナンプレを作る男」と豪語していることもあり、「難問ナンプレに挑戦」シリーズでも特に気になる作者でした。

   まず全体として満足のいく1冊だったと思います。基本的に残り数字のチェックに入る前に、マスがかなり埋まるか、2国同盟、3国同盟がかなり見つかるかなので、残り数字のチェックはあまり大変ではなく、私の好きな手筋も多く登場し、総じて解き味はとてもよかったと思います。

   デザインについて、点対称でも線対称でもない問題は、3×3のブロックごとの状態がすべて異なるので、なかなか面白く新鮮味がありました。コロンブスの卵だったのではないでしょうか。これから他の作者にも波及するかもしれません。稲葉さんの実験は成功していると思います。読者諸兄はどう感じられましたか?

使う手筋がn国同盟と四角の対角線だけというのはどうでしょうか。私はそれ以外の手筋を探す楽しみというのも、ナンプレの奥深い、豊かで楽しい世界の重要な要素だと感じているので、ちょっと残念な気がします。

   例えば初級中級手筋で気持ちよくどんどん埋まり、なんだこのままフィニッシュかと思いきや、最終盤で手が止まり、良く見たらXY-Wingの手筋が見つかった、などというのは、まさに1粒で2度おいしい問題という感じがして、なかなか捨て難い味があると思います。n国同盟と四角の対角線以外の手筋が仕込んである、稲葉さんの問題も解いてみたい気がします。

   再びニコリ社「激辛数独8」に戻ることにします。

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数独日誌110225

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」、全問クリアに成功しました! しかもすべてn国同盟と四角の対角線だけで解くことができました。最後の101番は格段に難しかったです。手筋の重なり具合が半端でなく、使った手筋はちょっと過剰だったかもしれません。

   9番はfinishの爽快感が見事で、10番は好きな手筋が多かったです。次回の記事でこの本についての感想をまとめようと思います。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ3国) 94,95
4国同盟 38,99,101
6国同盟(隠れ3国)×2 101
四角の対角線 93,95
四角の対角線×2 94,101
四角の対角線(3行)×2 99
四角の対角線(4行) 100
四角の対角線(4行)×3 101

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数独日誌110223

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」、今のところ順調に進んでいます。n国同盟と四角の対角線に絞って手筋を探しているので、ある意味探しやすいです。また私の解き方が、各マスの上部に残り数字を小さい順に書き出すやり方なので、n国同盟は比較的見つけやすい、ということもあります。4つのレベルで残りが3題ずつになりました。果たして全問クリアなるか、楽しみです。

   4番は配置が面白く、35番は初級中級手筋では1つもマスが埋まらないけど、残り数字を交差点のマスで探っていくと次々に確定していき、36番は私の好きな手筋がたくさん使え、楽しめました。

以下私が使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 97,98
4国同盟(隠れ3国) 90,96
4国同盟 7,36
5国同盟(隠れ2国) 37,91,92,97,98
5国同盟(隠れ3国) 89
四角の対角線 7,92,96,97,98
四角の対角線×2
四角の対角線×3 91
四角の対角線(3行) 97
四角の対角線(4行) 96

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数独日誌110219

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」、残りが4つのレベルで各7題ずつになりました。いよいよ最高難度の☆7+が登場するので楽しみです。今のところn国同盟と四角の対角線だけでなんとか解き進んでいます。今回は今までに解いた問題を取り上げたいと思います。

   まず1番、46番、56番は私の好きな手筋がたくさん登場しました。因みに私の好きな手筋は巻頭の「B候補を消す手筋」の1ローカル系の後半の部分の考え方です。19番は数字の配置が面白く、何も数字がない右下ブロックからマスが埋まり出しました。32番は2国同盟のオンパレードでした。62番も面白い解き味でしたが、今まで解いた中で一番面白かったのは78番かな、と思います。使っている手筋は多いのですが、どれもとてもわかりやすい形で登場していたと思います。初めての解き味です。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 21,29,32,88
4国同盟(隠れ3国) 83,85
4国同盟 78,80
四角の対角線 27,78,84,86
四角の対角線×2 81
四角の対角線×3 88
四角の対角線(3行) 76,80,81,82,84,86,87
四角の対角線(3行)×2 78,79

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数独日誌110213

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」☆6つが10題、☆7つが35題終了しました。今回もう一度この本で使われている手筋のことを、話題にしたいと思います。

   ミシチャンさんは稲葉さんの前著「難問ナンプレに挑戦2」を解いた感想を書いたブログで、ナンプレの解法をグループ分けすると、

1. 定員確定・n国同盟・Xーwingといったnヶ所n個系
2. ChainやXY-wingといったALS/ALC系
3. Unique RectangleやBUGといった唯一解系
4. Template MethodやTry and Errorといった虱潰し&根性系
に分けられそう、と書いています。
http://mishichan.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/2_185f.html

   そして、稲葉さんは上記の1.だけで解けるように「難問ナンプレに挑戦2」の問題を作った、としています。ここでよくわからないのですが、X-wing(四角の対角線)はnヶ所n個系に入るのでしょうか。X-wingはそれ以外の上級手筋(上記の2.に分類されるもの)と何か本質的に違う部分があるのか、よくわかりません。

   ニコリ社や稲葉さんがn国同盟とX-wing(四角の対角線)にこだわっていることに関係があるのかも、と思いました。このことについて何かご意見のある方はいらっしゃいますか?

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 66,67
4国同盟 70
四角の対角線 67,70,72,73
四角の対角線×2 66
四角の対角線×3 74
四角の角線(3行) 69,73,75

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数独日誌110210

   昨日ニコリ社から「掲載誌在中」のハンコが押してある郵便が送られてきて、中に「数独通信」の第20号が入っていました。また1題採用してもらいました。

   今回はなんと初めてHardのレベルで採用され(80番です)、しかも☆2つです。やりました!と言いたいところなのですが、実はこの作品は「数独日誌100920」に書いたように、前に作っておいた問題をGeneratorを使って改良した問題なのです。
http://karetta.jp/book/EveryonePuzzleCreator
改良したというよりは、ポイントの数字が連続している部分だけ残して、後はすべてGeneratorに作ってもらった、と言った方が正確な言い方です。表出数字の個数も手作りでは決してできなかった22個という少なさです。

   このGeneratorが載っているサイトの「まえがき」に、これを使って作品を投稿し、お小遣いを稼いで下さい、などと書いてあって、なんともにくらしいです。なんとか手作りである程度難しい数独を作りたい、と思っているのですが。

   年1回12月発行だった「激辛数独」が次号は6月に発売と書いてありました。年2回発行になるようです。

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数独日誌110209

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」、☆7つの25題が終了しました。これで☆6つと☆7つが残り30題ずつになったので、これからはこの2つのレベルを交互に解いていきます。

   最初に前回の記事で書き落としたことをひとつ。表出数字の配置のことですが、この本には点対称の問題が1題もない、というのです。これは基本的に点対称の問題しか掲載しないニコリ社へのあてつけかしら、と思ったことでした。

   さて今回のトピックはこの本で使われている手筋です。ここまでの25題は、初級中級手筋でかなりマスが埋まり、途中で2国同盟、3国同盟がたくさん登場し、そのまま最後までいける場合と、そうでなければ四角の対角線(3行バージョンを含む)が比較的見つけやすい形で登場していて、そこに気が付くとフィニッシュまで行ける、というパターンが多かったです。

   前のVol.2で私の解けた99問の解答メモを見てみると、使った手筋はほとんどこのN国同盟と四角の対角線(3行以上を含む)だけなのです。ただその重なり具合は尋常ではないのですが。この本の巻頭にある「ナンバープレイス手筋集」を見ても、稲葉さんはどうもこの手筋にこだわりがあるようです。

   他の上級手筋として、XY-Wing、XY-Chain、Remote Pairs、浜田ロジック、W-Wingなどなかなか楽しめる手筋も多くあるわけですが、はたしてこういう手筋は今回も登場しないんでしょうか。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 60,64
5国同盟(隠れ2国) 62
5国同盟(隠れ3国) 56
四角の対角線 55,64
四角の対角線(3行) 60,64,65
四角の対角線(3行)×2 54,62

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数独日誌110206

   土日の2日間で13題もやってしまいました。世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」の41番~53番です。いつものように一番問題数の多い☆7つからスタートしています。なかなか楽しめていて、期待に違わぬ出来栄えだと思います。今回の話題は何といっても表出数字の配置についてです。

   数字の配置デザインは、ニコリ社の問題は点対称のみ、世界文化社の問題でもほとんど点対称+線対称だったと思います。世界文化社はそれでもかなり自由度があり、線対称でも縦の線、横の線、斜めの線があり、また対称形も9マス×9マスでのもの以外に、外側の1行と1列を空けて、8マス×8マスの盤面についての対称形などがありました。

   今回Vo.11では点対称でも線対称でもない問題がかなり載っているのです。これが微妙な解き味の違いにつながっていると思います。非対称形の問題は、ひとつの盤面の中に単位になるデザインが繰り返されるタイプが多いようです。考えてみれば、一目見て数字の配置がきれいだけど点対称でも線対称でもない、というデザインはいくらでもあるわけで、これは問題作成の可能性を広げ、これからの一つの流れになるかもしれない、と思いました。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ3国) 41,49,53
4国同盟 43,49,50
四角の対角線 42,45,46,47,51,52

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数独日誌110204

   ニコリ社「激辛数独8」、9つのレベルすべてで残りが6題ずつになりました。前巻までで最も難しかったのが、四角の対角線の3行バージョンを使う問題でしたが、今回は96,98,99番で既に使いました。やはり少し難しくなっているようです。最終105番までにどういう手筋が登場するか、楽しみです。

   最近nangoqooさんに教わった、四角の対角線が使えないパターン(数独日誌110122へのコメント参照)はとても役に立っています。昨日のブログに書いたように「激辛数独」は一時お休みにして、世界文化社「難問ナンプレに挑戦11」をやることにします。

以下私の使った手筋です。
4国同盟(隠れ2国) 97,98
4国同盟(隠れ3国) 70
4国同盟 83
4国同盟×2 96
四角の対角線 96,98
四角の対角線×2 69
四角の対角線(3行) 96,98,99

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数独日誌110203

   昨日世界文化社のHPを見ていたら、新刊発売の記事を見つけました。「難問ナンプレに挑戦11」稲葉直貴著です。待ちかねたぞ、という感じで早速今日購入してきました。「難問ナンプレに挑戦」シリーズは不定期刊行で、あまり期待していなかったのでちょっとしたサプライズです。このシリ―ズは発売日を見ると、

11巻 2011年2月
10巻 2010年10月
9巻 2010年6月
8巻 2009年8月
7巻 2009年4月
6巻 2008年12月
5巻 2008年8月
4巻 2007年6月
3巻 2007年2月
2巻 2006年6月
1巻 2005年2月

となっています。それでも最近の3巻は4ヶ月ごとに発売されているんですね。

   稲葉直貴さんは第2巻に引き続き、2回目の登場です。第2巻についてはこのブログでもしばしば取り上げました。私が第2巻に最初に挑戦したのが2008年の12月です。そのときのブログ記事を読んでみると、最後の方の問題はほとんど玉砕した雰囲気があり、13題が未完に終わっています。それまでにトライした本の中で最もハードという評価をしています。

   その後できなかった問題をもう一度やり直しました。これが2010年4月です。そのときもまだ2題できませんでした。いよいよ強敵が登場した、という感じです。今やっている「激辛数独8」はもう少しで約半分終了するので、残りの半分はちょっと後回しにして、先にこの「難問ナンプレに挑戦11」をやろうと思います。

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