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2011年12月

数独日誌111228

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第三弾、あんぱいさんとCastyさんです。あんぱいさんは41,54,57,65,78,91,97の7題掲載。Castyさんは5,45,47,59,66,69の6題掲載です。

   あんぱいさんはn国同盟を中心とした手筋で、とてもオーソドックスな作りをされる方です。たとえば世界文化社の「超上級編」に載っていても全く違和感はないと思います。表出数字もすべて24個です。(私が普段解いている問題では24個のものが最も多いと思います)

   序盤ではブロック内で2国同盟が登場し、その結果他の数字の位置が決まる、というパターンが多かったように思います。78番は見落としがあったかもしれません。

   Castyさんも同様な作りで、表出数字はすべて23個。お二人は表出数字の個数にこだわりがあるのかもしれません。Castyさんは行、列、ブロックのすべてを見るとあるマスに入る数字が1つしかない、というパターンが多かったように思います。

   私の解き方ではこの手順は中盤の最初に行うので、あんぱいさんの問題より少し時間がかかりました。次回はおかゆさんと高由良りむさんを予定しています。

以下私の使った手筋です。
3国同盟 91,97,69
3国同盟×3 78
4国同盟(隠れ2国) 97
四角の対角線(3行) 78

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数独日誌111224

   TachyonさんからまたまたNice Loopの問題を提供していただきました。数独日誌111002(オリジナルは110806のコメント欄)にある、Tachyonさん命名の「多節棍」の問題から数えると、第7弾になるでしょうか。これだけの量のNice Loopの練習問題(しかも段階を踏んだ形で)は他にないんじゃないでしょうか。貴重な問題提供ありがとうございます。

数独日誌111211のコメント欄からまた引っ越しすることにします。

五連NL[1](前から作ろうとしてやっとできた問題です)

000 602 480
000 050 920
002 340 610

020 000 138
087 231 560
100 000 270

068 074 300
071 023 846
004 006 700

五連NL[2]

694 020 100
518 004 000
002 060 084

007 000 010
050 090 020
080 000 400

060 080 040
805 200 693
003 050 871

五連NL[3]

008 670 001
010 200 080
004 108 200

145 927 638
007 831 400
983 465 127

401 582 900
800 016 000
500 049 810

五連NL[4]

623 010 009
400 358 026
008 629 400

002 530 090
300 080 000
040 072 300

005 003 900
010 800 000
734 290 608

五連NL[5]

001 006 508
058 970 000
600 815 300

000 000 041
003 000 600
490 000 000

005 490 002
000 038 050
800 500 700

五連NL[6]

000 000 703
000 040 900
000 701 806

600 013 504
014 608 390
003 400 001

306 105 000
008 090 100
105 000 000

五連NL[7]

460 583 700
003 970 000
870 002 000

017 006 504
000 000 000
908 000 267

000 200 051
000 058 400
000 109 073

五連NL[8]

000 025 700
012 074 800
000 000 002

001 589 240
845 632 971
029 741 000

904 000 027
286 457 139
107 290 000

五連NL[9]

000 190 270
090 300 001
000 420 050

834 219 567
000 074 002
027 603 410

050 031 000
600 040 020
049 062 000

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数独日誌111223

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第二弾、がじがじさんと近藤夲さんです。

   がじがじさんは43,63,67,86,90,93,99,101番の計8題掲載で今回の作家の中で最も多くなっています。がじがじさんは前回の2人と同じく、スッキリしたきれいな配置が特徴です。

   特に最初の2題(表出数字がともに20個)にその特徴が強く感じられ、美しい配置で、しかもうまく波及するような工夫が施されています。

   近藤さんは52,71,89,103番の計4題掲載で、今回はちょっと少なかったでした。近藤さんの特徴は何と言っても表出数字の少なさです。今回の4題はすべて19個問題で、前には18個問題(点対称形では最少と言われています)がたくさん載ったときもあったと思います。

   あとn国同盟の仕込みの多さ、ということもあげられると思います。71番は2国同盟のオンパレードで、103番に至ってはいろいろな種類のn国同盟がわんさか登場します。普通103番という後半の問題では、四角の対角線が3行バージョンも含めて複数登場する形が多いと思いますが、ちょっと例外でしょう。

   次回はあんぱいさんとCastyさんを、その次はおかゆさんと高由良りむさんを予定しています。

以下私の使った手筋です。
3国同盟 67,89,
3国同盟×2 86,99
4国同盟(隠れ2国) 52,90,103
4国同盟(隠れ3国) 90,103
4国同盟 52,103
5国同盟(隠れ2国) 103
四角の対角線 99,101
四角の対角線(3行) 90,99,101

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数独日誌111216

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第一弾、おく山みつゆきさんとあらさんです。

   おく山みつゆきさんは34,51,80,95,100,102,105番の計7題、あらさんは13,14,20,26,29,44番の計6題の掲載です。お二人に共通しているのは、比較的表出数字が少ないこと。(おく山さんは平均が21.4、あらさんは21.8となっています)その配置がとてもきれいなこと。異なっている点は難易度でしょうか。

   あらさんの44番は2国同盟しか使いませんでしたが、私の好きな局部限定の手筋がたくさん登場し、解き味抜群でした。
http://puzzle.gr.jp/show/Japanese/NPStrategies/Localization(例2の方です)

   おく山さんの102番は、表出数字の配置が美しくすっきりしていて(表出数字20個)、序盤から中盤の波及が見事で、その結果としてn国同盟の仕込みが多く、ラストのフィニッシュの手筋まで、全体としてとても完成度が高い問題です。というか、その巧みさは人間技とは思えません。世界文化社の作者は表出数字のきれいさにこだわる方はあまりいないので、世界文化社にはいないタイプの作家です。(世界文化社で強いてあげれば西尾徹也さんでしょうか)

   102番がとても良かったので、105番(最終問題)は最後にとって置くことにしました。次回は近藤夲さんとがじがじさん、その次はあんぱいさんとCastyさんを予定しています。
以下私の使った手筋です。

3国同盟 80,95,100
3国同盟×3 51
3国同盟×4 102
4国同盟(隠れ2国) 102
4国同盟(隠れ3国)×2 102
4国同盟×2 102
四角の対角線 100
四角の対角線(3行) 100,102
四角の対角線(3行)×2 95

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数独日誌111213

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦12」が終了しました。前にも書きましたが、全体に序盤だけではなく中盤くらいまで、著者の「仕込み」が感じられ、丁寧な作りになっている問題が多かったように思います。ただXY-wingやXY-Chainを使う問題はほとんどありませんでした。

   XY-WingやXY-Chainを使う問題は、中盤まで2国同盟を含めてサクサクマスが埋まり、解き味の良い問題が結構あります。次回作でこれらの手筋を期待したいと思います。

   後に書きますが、99番と100番がn国同盟と四角の対角線だけでは解けなかった問題でした。私の見落としかもしれません。皆さんはいかがだったでしょうか。

   37番は8についての局部限定がきれいに仕込んでありました。94番は序盤中盤終盤のすべての段階で解き味が素晴らしく、著者渾身の1題と思いました。

97番
5についての四角の対角線(3行)
8についての四角の対角線(3行)
第7列に358の3国同盟

98番
3についての四角の対角線(3行)
6についての四角の対角線(3行)

99番
7についてのSashimi Fish
3についてのFinned Fish
72,25,58,87のXY-Chainでr8c3から7を除外

100番
2についての四角の対角線(3行)
3についてのFinned Fishでr8c5から3を除外

101番
4についての四角の対角線(3行)
第3行に28の2国同盟
第2行に69の2国同盟

また上の問題以外で私の使った手筋です。
3国同盟 37,39,40,91,93,95
3国同盟×2 6
4国同盟 38
4国同盟×2 94
四角の対角線 91,93,94,95
四角の対角線(3行) 92

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数独日誌111212

   ニコリ社「激辛数独10」が発売になりました。今やっている世界文化社「難問ナンプレに挑戦」がもうすぐ終了するので、その次にやりたいと思います。

   今回は趣向を変えて、作者ごとに問題をやってみることにしました。世界文化社にはひとりの作者による「難問ナンプレに挑戦」というシリーズがありますが、ニコリ社にはそのようなシリーズはありません。作者によって解き味がどう違うか、感想をレポートしてみようと思います。

   まずおく山みつゆきさんとあらさんの問題13題をやることにします。次に近藤夲さんとがじがじさんの12題を予定しています。実はこの4人は「数独通信21」のアンケートで、「美しい数独」人気作家ベスト10の上位4人です。しかもこの4人でベスト10の得票数全体の8割近くを占めている、いわばニコリ社を代表する作家の方たちです。

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数独日誌111211

   Tachyonさんから再びNice Loopの問題を提供していただきました。今回も5マス構成の不連続タイプのNice Loopだそうですが、パターンは多様で少し難しいかもしれない、というコメントつきです。数独日誌111124のコメント欄からまた引っ越してもらいました。

4+1 NL[1](いきなり使えます)

867 005 013
000 718 600
001 030 087

000 152 006
145 000 328
600 843 001

213 000 860
006 081 030
900 300 170

4+1 NL[2]

000 042 005
050 100 740
000 597 006

503 010 060
091 000 570
080 050 314

700 821 650
865 070 421
100 465 007

4+1 NL[3]

020 531 408
001 984 000
480 267 000

158 372 946
392 846 005
674 159 823

000 008 034
840 003 500
200 495 080

4+1 NL[4]

004 050 080
980 002 053
000 008 100

090 700 328
842 693 571
317 285 000

009 820 005
420 500 809
058 030 200

4+1 NL[5]

100 003 900
000 050 030
300 802 700

283 000 146
614 328 579
795 000 382

061 937 000
030 260 007
072 080 603

4+1 NL[6]

009 008 001
870 104 005
012 000 000

794 315 862
200 497 513
351 002 400

105 000 720
000 201 056
020 500 100

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数独日誌111203

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦12」残りの問題が、4つのレベルで各5題ずつになりました。☆7つ+の96番は、第3列に157の3国同盟、第2行に56の2国同盟、6についての四角の対角線(4行)でフィニッシュ出来ました。34番が波及の具合がなかなか面白かったです。

以下私の使った手筋です。
3国同盟 4,5,26,34,35,87,96
3国同盟×2 31,33
4国同盟(隠れ2国) 90
四角の対角線 79,80,81,82,83,84,87,90
四角の対角線×2 78,85,86
四角の対角線(3行) 79,88,89 
四角の対角線(4行) 96

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