« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

数独日誌120127

   ニコリ社「激辛数独10」、残りの問題を解いたので使った手筋を報告します。今号は全体として、おく山みつゆきさんの充実ぶりと、我ヒトにあらずさんの巧みさが印象に残りました。

   96番(ちみかなさん作)が表出数字のきれいさと、序盤からの手の進み方、終盤のフィニッシュの手筋までの流れが見事だと思いました。

   ちみかなさんはご自身のブログで数独の作り方を公開されています。
http://blog.goo.ne.jp/tatumi10/e/5426ae2199152d441d9afd2c23faba2e

   いつも書くことですが、使う手筋がn国同盟と四角の対角線だけなので、やはり難問ファンとしては物足りません。方針変更の気配は今号もないようでした。次号もこの形で、作者ごとに報告したいと思います。

以下私の使った手筋です。
3国同盟 1,75,81
3国同盟×2 84
4国同盟(隠れ2国) 61
四角の対角線 61,81,82
四角の対角線(3行)×2 96
四角の対角線(3行)×3 105

| | コメント (0) | トラックバック (0)

数独日誌120122

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第七弾、鴈野敏生さん、Kokiさん、あばチャンさん、ホーナタタさんです。鴈野敏生さんは28,33,37,53番の4題、Kokiさんは3,24,88番の3題、あばチャンさんは8,83,104番の3題、ホーナタタさんは35,48,74番の3題です。

   私は序盤では縦と横を見ていき、3×3のブロックの中で、ある数字Aの入るマスが2つまで絞れるとき、それをその2つのマスにメモするというやり方をしています。そしてこの手順で埋まらなくなった場合、中盤として、残りのマスについて可能性のある数字をチェックしていきます。

   鴈野敏生さんは私の解き方の序盤ではあまり埋まらず、中盤での残り数字のチェックがある程度必要で、その意味では番号の若い問題でも、私にとっては解き応えがありました。(37番を除く)

   Kokiさんはやはり手慣れた作問という感じです。   

   あばチャンさんは巧みさを感じさせる熟練の作者だと思いました。もう少し他の問題も解いてみたい気がします。104番の手筋の重なりは見事でした。

   ホーナタタさんの作品は、私の好きな局部限定を多く使い、解き心地がよかったです。3題の中では48番が一番手間がかかりました。

   以上で3題以上掲載されている作家の作品はすべて解き終わりました。残りの問題を次回まとめて報告したいと思います。

   前回私の使った手筋を書くのを忘れてしまったので、今回分と合わせて書きます。
3国同盟 9,33,48,74
3国同盟×2 104
4国同盟(隠れ2国) 83
4国同盟(隠れ3国) 83,104
四角の対角線 68,88
四角の対角線×2 83
四角の対角線(3行) 83
四角の対角線×4 104

| | コメント (0) | トラックバック (0)

数独日誌120115

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第六弾、Nishino Tatamiさん、蒔田亨さん、我ヒトにあらずさんです。Nishino Tatamiさんは6,9,15,40番の4題、蒔田亨さんは11,16,18,27番の4題、我ヒトにあらずさんは17,19,32,68番の4題掲載です。

   Nishino Tatamiさんの問題は気持ちよく手が進んでいきます。私は9番が最も手がかかりました。蒔田亨さんは前に紹介したパズル通信ニコリ別冊「決定版数独」(2006年4月発行)に内山正樹さん、古池東風さんと一緒に鼎談に参加している方です。手慣れた問題作り、という感じです。

   我ヒトにあらずさんの作品が、私にとって今回の「激辛数独」の収穫でした。特に19,32番の2題は表出数字の配置の美しさ、手が進んでいくような配置の巧みさが高いレベルで両立されていたと思います。かなりの作り手とお見受けしました。

   17番は7がひとつも現れていなく、4は1つだけ現れています。そして最後は47の2国同盟がたくさん登場します。19番は空きブロックが4つもあるキレイな配置、解き味の斬新さなど、一押しの問題です。32番はやはり空きブロックが3つあり、6と9についての局部限定が使えます。

   次回は鴈野敏生さん、Kokiさん、あばチャンさん、ホーナタタさんの予定です。ところで話は変わりますが世界文化社「超上級編28」が出ませんね。ここ何年も年3回発行で、12月15日に発売されるはずなのですが、どうしたんでしょう?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

数独日誌120114

   Nice Loopの問題を再びTachyonさんからいただきました。同じマスの数の構成のものを集めるだけでもなかなか大変だと思います。いつもいつもありがとうございます。以下にTachyonさんのコメントと一緒に載せます。

   Nice Loopを練習したい方は数独日誌111002が一応のスタートになります。Nice Loopの解説については、私はミシチャンさんのサイトを参考にしています。
http://www.geocities.jp/master_mishichan/ultra.html

   また解き方のコツとしては強い関係に印をつける、という数独日誌111124のTachyonさんのコメントを参考にするとよいと思います。

>7マス構成で不連続タイプ(6+1)を想定した問題を出したいと思います。
>[7][8][9]以外は、うまくやれば基本的な技(局部限定、N国同盟を含む)と
>NiceLoop一発で解けます。

6+1 NL[1](いきなりNiceLoopが使えます)

498 152 637
000 768 954
756 943 812

040 000 006
000 624 000
600 000 040

821 479 563
579 836 421
364 215 798

6+1 NL[2]

040 097 000
060 100 079
729 000 000

496 825 713
517 963 800
238 741 596

080 030 057
650 078 900
070 510 068

6+1 NL[3]

160 200 035
895 001 000
000 500 081

000 007 508
700 020 306
309 800 010

900 002 153
000 910 874
010 000 269

6+1 NL[4]

930 500 010
050 008 637
080 031 000

720 800 040
049 302 760
060 004 002

010 423 070
394 080 020
070 009 483

6+1 NL[5]

730 108 296
206 003 184
000 020 357

802 009 000
000 810 020
000 200 908

621 080 539
300 592 461
549 361 872

6+1 NL[6]

430 002 506
051 300 290
200 080 341

980 403 000
000 000 000
000 208 004

605 030 002
010 000 453
300 800 619

6+1 NL[7](NiceLoop一発とは限りません)

479 832 516
138 000 972
526 719 834

701 000 308
045 083 197
003 000 005

302 094 701
004 000 003
007 300 009

6+1 NL[8](NiceLoop一発とは限りません)

040 260 000
259 400 006
000 958 204

005 834 902
420 195 073
003 600 400

004 500 000
500 049 128
002 086 040

6+1 NL[9](NiceLoop一発とは限りません)

600 000 052
000 659 781
500 012 060

006 900 120
100 020 006
902 165 800

000 096 074
495 237 618
760 001 200

| | コメント (7) | トラックバック (0)

数独日誌120111

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第五弾、はあさんさんとぶろちゃんさんと内山正樹さんです。はあさんさんは56,58,72,73,92番の5題、ぶろちゃんさんは21,30,39,60,62,77番の6題、内山正樹さんは4,7,10,23,38番の5題掲載です。

   はあさんさんは表出数字の配置はきれいなのですが、中盤がなかなか手が進みません。残りマスの候補数字をひととおり調べると、やっとポイントが見つかる、というパターンが多かったように思います。92番は面白い問題で(表出数字が32個もありました)いかにも四角の対角線をねらったような配置で、なかなか解き応えがありました。

   ぶろちゃんさんは逆に、見た目の美しさより、解き味重視派とお見受けしました。序盤から中盤にかけて気持ちよく波及していく感じです。私も最近は老人力が増したせいか、残りマスの候補数字のチェックが億劫になってきて、どちらかというと見た目がきれいな問題より解き味重視の問題の方がいいかな、と思うようになってきました。もちろんこれが両立できれば一番良いわけですが。62番は私の好きな局部限定がうまく使えました。
http://puzzle.gr.jp/show/Japanese/NPStrategies/Localization
(例2の方です)

   内山正樹さんはパズル通信ニコリ別冊「決定版数独」(2006年4月発行)でお顔は存じ上げていました。手筋としてはブロック内の2国同盟しか使っていなかったと思います。解くときも、1から順に数字を見ていくことを前提としているような問題の作りで、極めて気持ちよく、手が止まることなく、サクサク埋まっていきます。

   因みに上記の本は数独の作り方なども載っていて、2006年6月から数独をスタートさせた私が最初の頃解いた本で、なかなか思い入れのある本です。次回はNishino Tatamiさん、蒔田亨さん、我ヒトにあらずさんの予定です。以下私の使った手筋です。

3国同盟 72,73,92
4国同盟(隠れ2国) 92
四角の対角線 77
四角の対角線(3行)×2 92

| | コメント (0) | トラックバック (0)

数独日誌120104

   ニコリ社「激辛数独10」作家シリーズ第四弾、おかゆさんと高由良りむさんです。おかゆさんは42,46,70,76,85,94番の6題、高由良りむさんも25,31,50,79,87,98番の6題です。

   おかゆさんは表出数字の配置の美しさと、うまく手が進むような手筋の仕込みが、とてもよいバランスで両立されている感じがあります。偶然でしょうか、第7列と右下ブロックにn国同盟が仕込んであることが多かったでした。

   高由良りむさんは、前回取り上げた作者の方と同じ、n国同盟が中心のオーソドックスな作りです。最後の98番は四角の対角線がとてもわかりやすい、きれいな形で登場していました。私は一度もうまくいったことがないのですが、四角の対角線というのは仕込むのが難しいのでしょうね。

   次回はぶろちゃんさんと内山正樹さんとはあさんさんの予定です。以下私の使った手筋です。

3国同盟 79,85,98
3国同盟×2 87,94
4国同盟(隠れ2国) 79
5国同盟(隠れ2国) 98
四角の対角線 98

| | コメント (2) | トラックバック (0)

数独日誌120101

   読者のみなさんあけましておめでとうございます。
   普段からこの拙いブログを読んでいただいて、ありがとうございます。このブログも2007年8月にスタートして、約4年半がたちました。

   この4年半の間にいろいろな方からコメントをいただいて、数独ナンプレを通じた交流ができ、またいろいろな手筋も教えていただき、本当に感謝しています。

   最初の頃のブログを読むと、使える手筋はn国同盟と四角の対角線(X-Wingのみだけでした。(私のHP 「ikachanの数独三昧」のブログ記事一覧をご参照下さい)
http://ikachanzanmai.private.coocan.jp/burogukiji-ichiran.html

   その後、四角の対角線に3行バージョン以上が存在すること、ミシチャンさんのすごいサイトがあること、数独ナンプレを簡単に作成できるGeneratorがあること、XY-Wing、XY-Chain、Finned Fish、Sashimi Fish、2-String Kite、W-Wing、M-wing、Sue de coq、Nice Loopなど、本当に様々な手筋があること、ニコリ社と著作権のことでやりとりしたことなど、いろいろなことが分かり、また数独ナンプレにまつわる様々な話題が登場し、管理人として飽きることがなかったです。

   これからもどんな話題が登場するのか私自身が楽しみです。今後ともよろしくご愛読下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »