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数独日誌120822

   前回までの「難問ナンプレに挑戦13」の感想です。表出数字が少なめでスッキリしていて、その分途中の波及の具合が素晴らしく、2国同盟なども含めてマスがよく埋まり、使う手筋もバラエティに富んでいました。キンピラ工房さんが満を持して世に問うた1冊と思われ、見事な出来栄えだと思いました。

   それと比べると「世界で一番美しくて難しいナンプレ4」(以下「世界一」と略します)があまり解き味がよろしくありません。作者は数字の連続形をよく使っていて、これが「美しい」ということかと思いますが、おそらくその結果途中の波及の具合が今一つの感じです。

   数字の連続する形が登場する美しさより、配置のパターンが美しい方が見た目にもインパクトがあるし、「美しさ」のレベルが高いのではないかと思うのですが、どうでしょうか? この辺は意見が分かれるところかも知れません。

   あと前回の「世界一3」と比べても一段と難しい感じです。No.36~41、No.66~76の17題をやりましたが、2番目の難易度のSuper Heavyでもかなり苦戦した問題があります。使った手筋に書いたXYZ-Chainというのは、途中で3択マスを含むChainをそう名付けました。

私の使った手筋です。
3国同盟 66,71
4国同盟(隠れ3国) 41
4国同盟 41,71,72
四角の対角線(X-Wing) 37,38,40,41,66,68,72
四角の対角線(X-Wing)×2 73
四角の対角線(3行 Swordfish) 37,38,39,68,74
四角の対角線(3行 Swordfish)×2 72
四角の対角線(3行 Swordfish)×4 69
Remote Pairs 36
Finned Fish 40,74,75
Sashimi Fish 38,66
Sashimi Fish×2 39
XY-Wing 39,41,67,68,69,70,71,72,73,74
XY-Wing×2 76
XY-Chain 75
XY-Chain×2 37
XYZ-Chain 75

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コメント

世界一4は、まだ、全部を解いてはいないので、何ともいえませんが、私にとっては、解き味が良くないということはありません。私が好きな問題は、
1)導入で数字が決まり難く、上級テクで決まったあと、少し進んで壁に当り、別の上級テクで山を超え、少し進むとまたまた別の上級テクに遭遇という、山が何度もある問題。
2)最初は全く埋まらず、上級テクで1ヶ所埋まったあとは最後までいく問題。(例えば、ikachanさんは69番でSwordfishを4回使ったようですが、私の解き方だと、Swordfishが見つかる前にXY-Wingでr8c7=9となり、最後までいってしまいました。)
3)巧妙な二国同盟や局所限定が多数盛り込まれた問題。
これらは、表出数字が少ない問題との両立が難しいと思われ、24,5個くらいのものが多いような気がします。この位の表出数字のほうが、配置のバリエーションも多い気がします。
逆に、どんどん埋まっていき、最後に上級テクでフィニッシュという問題は、「詰めナンプレ」のようで、過程を楽しみたい私としては、ちょっと物足りなく感じます。

投稿: まあ坊 | 2012年8月28日 (火) 22時54分

75番は、
r6c8(4)=r6c1(4)-r7c1(4)=r7c5(4)=r9c5(4)=r9c9(4)
と繋がって、r6c8とr9c9が臨むr5c9から4を削除してr1c8が5。
9のSashimiFishでr1c6=7、
r1c5(98)-r6c5(87)-r6c3(79)のXY-Wingでr1c3=3まで。
使った手筋は違うようにもみえるけど、どうでしょう?

投稿: まあ坊 | 2012年8月28日 (火) 23時18分

まあ坊さんへ
コメントありがとうございます。
まあ坊さんはやはりパワフルですね。それに問題の急所を見つける嗅覚がすばらしいと思います。

私の場合、作者の狙いがハッキリしていて、それが解き手にわかる場合、爽快感が増し、解き味が良く感じるようになるようです。

1)の山が何度もある問題は、私の場合手筋が過剰になってしまう傾向があって、達成感はそれなりにありますが、これが作者の狙いなのかな、と不安になり、それが爽快感を減らすことにつながっているように思います。

2)の最初全く埋まらない問題は、私の場合苦手な問題になります。私の解き方では、序盤が終わると、すべての未確定マスについて候補数字を書き出す作業をするので、これがかなり億劫な作業になります。ミスもよく起こるので、チェックする手続きも欠かせません。

因みに69番はメモに過剰?とあるくらいで、確かにだいぶ遠回りした感じです。私の場合上級手筋では、四角の対角線やSashimi Fish、Finned Fishをまず探すので、XY-Wingなどは後回しになります。私も最後は21,18,82のXY-Wingも使い、r9c1とr7c8から2を除外とありました。

3)これは私も好きなタイプの問題であります。

75番は苦戦しました。まあ坊さんは最初にSimple Chainの手筋を使ったようですが、実は私はこの手筋は使ったことがありません。この手筋が決定的だったのでしょうか。私も9のSashimi Fishは使いました。


投稿: ikachan | 2012年8月30日 (木) 17時34分

75番はSimple-Chain(私は、手筋の呼び方に疎いので、この時には、呼び名を知りませんでした)は、決定的ではなく、少し埋まったあと、SashimiFishとなり、また少し進んでXY-Wingとなりました。まさに私の一番好きな山が複数ある問題でした。

投稿: まあ坊 | 2012年8月30日 (木) 23時24分

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