数独日誌130319
世界文化社「難問ナンプレに挑戦14」残りの問題が4つのレベルで4題ずつになりました。今回はその内、2題ずつを報告します。次回が最終回になります。
37番 Remote Pairs
38番 第7行に2479の4国同盟(136の隠れ3国同盟)
第4行に2579の4国同盟(68の隠れ2国同盟)
第7列に23457の5国同盟(19の隠れ2国同盟)
92番
第9行に28の2国同盟
第6列に289の3国同盟
第3行に458の3国同盟
第5行に58の2国同盟
6についてのSimple Chainでr4c5から6を除外
63,36,64,48,83,36のXY-Chainでr6c5から6を除外
93番
この本をやり始めてから、序盤でSimple Chainを使うようになりました。私はある数字を考えるときに、9つのブロックの1つ1つについて、その数字が入るマスが2ヶ所まで絞れる場合、その数字をマスに小さく書き込む、という解き方をしていますが、こうしたブロックがかなり多い場合、Simple Chainを使ってみます。
その数字が、まだ2ヶ所に絞れていないブロックの(3ヶ所まで絞れたケースが多いようです)、あるマスAに入るとして、その数字が入るマスをブロックごとに辿ると、一つの行(or列)にその数字が2つ入ってしまう、ということがおきます。これでこのマスAからその数字が除外できることがわかります。
Simple Chainで除外できるマスを探すにはちょっとコツがあって、例えば左上ブロックで、ある数字の入る可能性のあるマスが次のようになっているとします。(1が入っているマスがそうです)
100
000
110
この場合、r3c1からある数字が除外できる場合が多いようです。次に同じ左上ブロックで、
100
000
101
のようになっている場合も、r3c1からある数字が除外できる場合が多いようです。つまり1ヶ所除外できた結果、ある数字の入る可能性のある2つのマスが、そのブロックの同じ行や同じ列にはない、という形です。
この問題ではこのSimple Chainを多用しました。つまり、r9c9とr1c1から1を除外。r9c9とr1c9とr1c1から2を除外。r7c9とr1c2とr1c4から4を除外。r8c1とr1c1とr1c9から6を除外。
これで後は、第4行に34の2国同盟、第6行に37の2国同盟がありました。この結果第4列で9が入るのがr13c4だけとなるので、r3c5から9を除外でき、このマスは8で確定します。これだけでフィニッシュまでいけたと思います。
98番
左上ブロックに167の3国同盟
第2列に49の2国同盟
中中ブロックに46と38の2つの2国同盟
8についてのSashimi Fishでr9c1とr7c7から8を除外
9についてのSashimi Fishでr9c1から9を除外
99番
これは苦戦しました。
序盤6についてのSimple Chainでr3c6から6が除外できます。これは上記の形ではなく、この結果中上ブロックに6が入るのはr23c4となりました。
この後5についての四角の対角線(3行 Swordfish)
続いて1と4を合わせてSimple Chainを使うと、r8c3から4を除外でき、このマスは2で確定します。つまりr8c3に4が入ると、r8c5が1、r7c8が1、r5c8が4、r3c7が4、r1c3が4となり、第3列に4が2つ入ってしまいます。
これはNice Loopの考え方を使うと右上ブロックについてはGrouped の考え方になっているのではないかと思います。
その後第2列に689の3国同盟
第7行に1489の4国同盟(25の隠れ2国同盟)
45,54,49,98,81,14のXY-Chainでr3c8から4を除外
68,89,94,41,18,86のXY-Chainでr9c8から6を除外
読者のみなさんはどう解かれましたか?
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コメント
こんにちは。
僕にとって99番が一番厄介でした。
Nice Loopはまだ習得していません。背理法で解きました。
この本はかなりしんどかったので今は数独は休憩中です。
もう少ししたらまた数独に取り掛かると思います。
投稿: 能天気プー | 2013年3月21日 (木) 08時10分
能天気プーさんへ
コメントありがとうございます。
背理法というのは高校の数学で登場する証明法で、証明したい内容を否定したときに矛盾が起きれば、証明したい内容は正しい、とする考え方ですよね。
数独ナンプレでは、あるマスAにある数字Xを入れたときに矛盾が起きれば、(ある行or列orブロックに同じ数字が2つ入る、またはある数字が行or列orブロックに入らなくなる)あるマスAにある数字xは入らない、つまり除外できるという意味で使っていると思います。
私はSimple ChainやXY-Chain、今回の本でのNice Loopなどの手筋を探すときは、この背理法を使って矛盾を見つけ、後付けで理由を考える、というやり方をしています。
ある意味、背理法というのが数独ナンプレの手筋の中で、最も汎用的な考え方で、その中でよく登場する形に四角の対角線とか、XY-Wingとか、Remote Pairsなどの名前がついているだけ、という考え方もできるかもしれません。
99番の背理法の部分は、Nice Loopの考え方では、
r8c3(24)-r8c5(14)-r7c4(14)-r7c8(18)-r5c8(14)-r13c8(3478,47)-r3c7(249)-r3c1(45)-r1c3(45)-r8c3
(4弱-1弱(強)-1強-1弱(強)-4弱-4強-4弱-4強-4弱)
ということで9マス構成の不連続タイプのGrouped Nice Loopが成り立ち、不連続点のr8c3から弱リンクが連続している4を除外できる、ということではないかと思います。
投稿: ikachan | 2013年3月23日 (土) 09時50分