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数独日誌131103

   世界文化社「難問ナンプレに挑戦15」23~28、78~83番を報告します。前にも書いたことですが、途中の波及の巧みさは半端がないです。24,26,27番など見事としか言いようがありません。四角の対角線で数字を除外した後、n国同盟が出現する、というパターンも多いです。

   前に著者の武井大輔さんは最近世界文化社やニコリ社の本に登場していなかったことを書きました。少し調べてみたところ、ニコリ社「激辛数独」では2009年12月発行のVol.7が最後、世界文化社の「超上級編」では2011年4月発行のVol.26を最後に問題を発表していませんでした。この「難問ナンプレに挑戦15」への意気込みを感じます。

以下私の使った手筋です。
3国同盟 26,83
3国同盟×2 23,78,80
3国同盟×3 79,82
4国同盟(隠れ2国)×2 26
4国同盟(隠れ3国) 79
4国同盟 24,80,81,82
4国同盟×3 83
四角の対角線(X-Wing) 24,25,28,81,83
四角の対角線(X-Wing)×2 27
四角の対角線(3行 Swordfish) 83
浜田ロジック 79,81

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コメント

htms42です。
[81]
基本手筋の適用だけでかなりのペアが出現します。
79のペアが目立ちます。
r9には79,98,87の3つのペアだけが残っています。これに合うように他の場所の数字をチェックすればいいです。
r9c2の79でつながり具合を調べるとr2c4が79になるのがわかります。r5c3は4であることが確定します。これで終わりまで行くと思います。他の手筋は一切使っていません。基本手筋だけで解けたことになります。

ついでに84番で説明している手筋の吟味をこの問題でやってみます。ペア連鎖がなぜ必要になるかがよくわかるだろうと思います。
7,8,9の中で2択化から一番離れているのは8です。4択とか5択もあります。84番での説明ではL型という言葉を使いました。この問題ではT型です。縦棒と横棒でできているということではT,Lは同等です。上段右のブロックの8で見てみます。r3にある横棒の左c2に48のペアがあります。c8の縦棒の下r9に78のペアがあります。この2つのセルには同時に8が入ることはできません。これはすぐにわかります。したがってr3c2のセルにある8とr9c8にある8との関係を調べればいいということになります。ところがこの2つのセルは簡単には結び付いていないのです。手数が伸びるのであればこういうことを考えてもメリットはでてきません。もし、ペア連鎖でこの2つのセルが結びついているのであれば簡単に8の関係も知ることができます。この手筋がペア連鎖のバリエーションの一つにカウントされていいものだと私が考えている理由になります。

投稿: | 2013年11月10日 (日) 18時35分

htms42さんへ
コメントありがとうございます。
81番と84番をもう一度解いてみました。
残念ながらいつも少しわかりにくい記述があるので、質問をします。

数独日誌131103分
その1 81番
『r9c2の79でつながり具合を調べるとr2c4が79になるのがわかります。r5c3は4であることが確定します。これで終わりまで行くと思います。他の手筋は一切使っていません。基本手筋だけで解けたことになります。』

r2c4が79になるのはなぜでしょうか? もし「2択ポイントチェック法」を使ったということであれば基本手筋だけで解けたとは言えないのではないでしょうか?

数独日誌131108分
その2 84番
『左中のブロックでは8はc3にしか入りません。
remote pairを適用する必要はないと思います』
とありますが、左中ブロックで8がC3にしか入らないのはRemote Pairsを使う前の状態だと思うのですが。

その3 84番
『r9c4が1のときr1c7も1になりますから』
これはどういう道筋でこうなるのでしょうか。

投稿: ikachan | 2013年11月10日 (日) 20時37分

おはようございます。htms42です。
すみません。わかりずらい表現があったようですね。

その1
「基本手筋だけで」というのは言い過ぎだったようですね。「2択チェック」は使っています。ただたくさんある79,78のペアをたどるだけで決まることなので特別な手筋を使ったという風に思っていなかったのです。でもikachanさんはそれが特別な手筋であると考えておられるようですから「?」と思ってしまわれたようです。

その2
remote pairを使って「1,8を消す」と書いてあるところです。1を消すだけでいいだろうということです。うっかり書いてしまったということでしょうから、別に問題にするほどのことではありません。

その3
r9c4に1を入れます。
18のペア3連鎖を使うとr6c9が1になります。このブロックの残りの1が全部消えますのでr1c7の12のペアは1になります。ステップ数は4つです。こういう場合のステップ数の最低は3ですから4というのは少ない方です。浜田ロジックで出てくるペアの数の最低も3つです。

ikachanさんは雑誌にも投稿されている方だということですからしつこく書かなくてもわかってもらえるのではないかと考えて省いた表現になってしまうことが多いです。
逆に私はikachanさんが使ったと書いてある手筋がどこで使われているかがわからないことがあります。81番で浜田ロジックを使ったと書かれていますが、場所がわかりません。79番で使われたと書いてあるところはわかりました。

投稿: htms42 | 2013年11月11日 (月) 08時15分

htms42さんへ
さっそく返事をいただきありがとうございます。これは私とhtms42さんが私信をやり取りしているわけではなく、他の読者の方も読んでいますので、説明はわかりやすくお願いしたいと思います。

私の質問その3の返事について
まだよくわかりません。84番について、r9c4=1とすると、r9c9=8、この時点でr8c78(19/19)となります。次にr6c9=1、この時点でr4c78(25/28)、r5c78(58/89)となっていると思います。

この結果r1458c7(12/25/59/19)、r3458c8(12/28/89/19)となっていると思います。

これでなぜr1c7=1となるのでしょうか。

81番の浜田ロジックについて
r2c3-r8c3-r9c2が79の2択マスで連鎖しています。この3つのマスにこの順に7,9,7と入るとすると、第8列に7が入らなくなってしまいます。よってこの3つのマスはこの順に9,7,9と入ることになります。

私の記事は使った手筋の名前が書いてあるだけなので、どこでその手筋を使ったか不明な場合は是非お尋ねください。

投稿: ikachan | 2013年11月11日 (月) 20時38分

htms42です。

84番のメモを見直してみました。
r5c7を5に確定させた結果を使っていたようです。これはremote pairでr4c1が5に決まるということから出てくると書かれていることと同じことになってしまいますね。でもその時はremote pairは意識していませんでした。中断右のブロックにあるたくさんの数字を整理しようという意識が先に立っていました。r9にある18のペアのどちらからスタートしてもr5c7の5に行き着くということで5を確定させたのです。その手順の延長で上段中のブロックのL型の1の配置や、上段右のブロックの12ペアに突き合わせるということに進んでいったようです。結果からいうとあいまいな論旨の文章を書いてしまったということになります。

5が決まるというのはremote pairを使っているのと同じことになりますからL型の部分については浜田ロジックの代わりに使ったという意味だけのものになってしまいました。

浜田ロジックを使うことができる場合は浜田ロジックの方がコンパクトですから私のやったことはあまり意味がないということになりそうです(私にとっては浜田ロジックよりは見つけやすいです)。浜田ロジックが使えない場面でも使うことができる手筋の説明だと思っていただくとありがたいです。

投稿: htms42 | 2013年11月12日 (火) 03時07分

再度htms42です。

81番の浜田ロジックについて説明していただいたのですがよくわかりません。
基本手筋を使った後の場面では
第8列に7が4つ入っていると思います。
第9列にはr3、r8の2ヶ所入っています。

>r2c3-r8c3-r9c2が79の2択マスで連鎖しています。この3つのマスにこの順に7,9,7と入るとすると、第8列に7が入らなくなってしまいます。

ということは第8列ではr2、r9の2ヵ所にだけ7が残っているということです。
私は2択チェックを使いましたからr2c34に79の2国同盟が出来上がります。r2c8の7、9は消えて8が残ります。
でもこの手順は除外して考えることにします。
思い当たる簡単な手筋である変形四角の対角線2×2(sashimi?)をr28c3、r38c9の4つの7に対して当てはめるとr28c8の2つの7が消えます。残るのはr39c8の2つの7です。
使う手筋によって残るペアが異なってくるということだろうと思いますがちょっと不思議です。
(ここで求めたr39c8の7のペアとikachanさんの使われたr29c8の7のペアのどちらもありだとすると面白いことがわかります。共通の位置にあるr9c8の7が解だということです。浜田ロジックは使わなくてもいいということになります。
「1つの数字aの3択、または4択を異なる手順で2択に変えたとします。その2択はふつう同じ場所に出て来ます。ところが場合によっては出てくる場所が異なっていることがあります。片方の手順ではセルA,Bに、他方の手順ではセルA、Cに出てきているとします。その時、aはAのセルで確定します。」・・・これは今ここで気が付いたことです。意識的に2つの手順を使い分けることができると解法になります。sashimiの方はわかりやすいです。ikachanさんのやられて手順を教えてください。)

書いているうちに考えが変わってきていますので出だしの文章と終りのほうの文章とで食い違いがあるようです。お許しください。

投稿: htms42 | 2013年11月12日 (火) 04時48分

htms42さんへ
81番で私の使った手筋です。

左下ブロックに2456の4国同盟
(これはもう一度解いてみたところ、解く順番が違っていたためか4国同盟は使わず、普通にマスが埋まり、左下ブロックには79の2国同盟だけが残りました)

第4行に78の2国同盟

r1c25とr9c25で9についての四角の対角線があり、r3c5から9を除外。この結果r3c8が9で確定
(これを使われていないのではないですか?)

第8列に78の2国同盟
その後浜田ロジックを使いました。

投稿: ikachan | 2013年11月12日 (火) 20時03分

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