数独日誌140103
ニコリ社「激辛数独Vol.14」、高由良りむさん(12,39,51,54,60,104番)、がじがじさん(67,75,81,87,89,100番)、大日向一富巨さん(27,57,59,73,77,95番)の問題の報告です。正月ヒマでどんどん解いちゃいました。
高由良りむさんは、104番以外は表出数字が21個と22個で少な目です。その分、途中の波及が鮮やかな印象です。特に104番は使ったのはn国同盟だけで、2国同盟~4国同盟まで次々に登場し、解き心地良好でした。54番は右下ブロックにある2367の4国同盟(589の隠れ3国)がなかなか見つからず、過剰になってしまいました。
がじがじさんは手慣れた問題作りで、81番などはすごく面白いと思います。。難しい問題が中心ですが、難しい問題の場合はうまくポイントに着目できると、残りマスの候補数字のチェックが少なくて済み、すごく解き心地がよくなります。逆になかなかポイントが見つからないと、イライラ感が募り、解き心地は悪くなってしまいます。微妙なところです。
大日向一富巨さんは、世界文化社にはあまり見られない、表出数字の配置や並びのきれいさが特徴で、特に27番のかたまり感は見事だと思います。さらに解き味の良さも追及していて、解いていて世界文化社の武井大輔さんを彷彿とさせました。59番や77番は私の好きな局部限定がたくさん登場しました。
局部限定は序盤から中盤にかけて、とても重要な中級手筋だと思っています。(私のHP「ikachanの数独三昧」の「中級問題の解き方」を参照してください。
http://ikachanzanmai.private.coocan.jp/chukyu-mondai.html)
95番について
まず中下ブロックに1234の、中上ブロックに3789の4国同盟があることがわかります。(ただし中上ブロックの3789の4国同盟は、r1c4がすぐ7で確定します)また第9行に1234の4国同盟があることがわかり、r9c3が6で確定します。
この問題は四角の対角線もありそうですが、この3つの4国同盟だけでフィニッシュできたと思います。はたして作者の想定は? もしよかったらコメントをいただけるとありがたいです。
次回は5題掲載の「ぶろちゃん」さん、「福神ヅケ」さん、「おく山みつゆき」さん、「おかゆさん」さんの問題を報告したいと思います。
以下私の使った手筋です。
3国同盟 39,51,60,67,75,81,89,100,104
3国同盟×2 87
3国同盟×3 57
4国同盟(隠れ2国) 67
4国同盟(隠れ3国) 54,87,89
4国同盟 99
4国同盟×2 104
4国同盟×3 95
四角の対角線(X-Wing) 54,77,100
四角の対角線(3行 Swordfish) 54
Simple Chain 67
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- 数独日誌241201(2024.12.01)
- 数独日誌241124(2024.11.24)
- 数独日誌241117(2024.11.17)
- 数独日誌241110(2024.11.10)
- 数独日誌241103(2024.11.03)
コメント
こんにちは。
コメント遅くなってすみません
また、嬉しいお言葉ありがとうございます
では早速、95番について
いかにも四角の対角線がありそうな配置ですが、ikachanさんのおっしゃる通りN国同盟のみで解く事が出来ます。むしろ、四角の対角線系統の手筋のみではゴールに辿り着くことができないという少し意地悪な?問題となっています。
初期の段階からN国同盟がいくつか見つかりますが、今回はポイントをおさえた箇所のみ記載しようと思います。
私の想定(ikachanさんより遠回りをしております)ですが、まず第3行に124の三国同盟(56の隠れ二国)があり、r1c4は7が確定します。今度は、右下ブロックに129の三国同盟(567の隠れ三国)があり、それと同時に9についての局部限定も見つかります。これによって左下ブロックに34の二国同盟が成立し、r9c3は6が確定します。結果はikachanさんと同じです。
それにしても、想定外の四国同盟を見つけてしまうとは素晴らしいと思いました。お見事です。
余談ですが、私の問題で唯一四角の対角線を使う77番では、左上と右下にきれいに並んでいる1から7を見ただけで第5行に89の二国同盟があり、これが四角の対角線として活用する少しおもしろい問題となっています。
またまた長乱文失礼しました。
投稿: 大日向一富巨 | 2014年1月 4日 (土) 17時02分
大日向一富巨さんへ
コメントありがとうございました。
何度もコメントを催促してしまって申し訳ありません。お手数をおかけしました。「激辛数独」や世界文化社の本の問題について、その問題の作り手と直接やりとりする機会というのはめったにないことなので、つい調子に乗ってしまいました。
投稿: ikachan | 2014年1月 4日 (土) 19時02分
いえいえ、大丈夫ですよ。
いろいろとお話しできて楽しかったです。
私もファンがいるというのは嬉しいものでつい熱心に書き込んでしまいました。
またお邪魔します。
投稿: 大日向一富巨 | 2014年1月 4日 (土) 21時33分