数独日誌141219

【激辛数独Vol.16　「近藤夲」さんと「G」さん】

   近藤さんは数独30年の歴史の中で、かなり初期からニコリ社と関わりを持っておられて、「激辛数独」はVol.１から皆勤、今も第一線で活躍されている数独作家です。スキージャンプの葛西選手ではないですが、数独界のレジェンド（失礼！）と呼べるのではないでしょうか。

   今回は24，38，50，60，66，100番の６題掲載ですが、なんといってもこの６題がすべて表出数字の数が19というのがスゴイです。６題ともすべてn国同盟のみで解けましたが、n国同盟が次々に登場するその波及の見事さは、熟練の技を感じます。

100番

第９列に1369の４国同盟

第５列に346の３国同盟

第５行に246の３国同盟

第４行に12567の５国同盟（34の隠れ２国同盟）

第２行に14569の５国同盟（27の隠れ２国同盟）

右上ブロックに257の３国同盟

第１行に689の３国同盟

   Gさんは55，63，71，87，90，93番の６題掲載で、難しい問題が中心です。Gさんは近藤さんとは逆で、表出数字の数が30，28，28，30，30，28ということで、これは普通の問題と比べるとかなり多いです。ちょっと興味深い、あまり今までにない試みではないでしょうか。

   表出数字が多いと、序盤にちっとも数字が埋まらず、残りマスの候補数字のチェックが大変、というのが少し避けられるかもしれません。また表出数字が多いと、四角の対角線が仕込みやすいような気がします。

以下それ以外の問題で私の使った手筋です。

３国同盟　24，63，66，90

３国同盟×３　93

４国同盟　50，55

４国同盟（隠れ２国）　50

４国同盟（隠れ３国）　71，90

４国同盟×２　60，66

５国同盟（隠れ２国）　66

四角の対角線（X-wing）　90

四角の対角線（X-wing）×２　93

四角の対角線（３行　Swordfish）　８７

（追記）

次回は「がじがじ」さんと「鴈野敏生」さんの問題を報告したいと思います。