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数独日誌150101

【新年のごあいさつ】
   読者の皆さん、あけましておめでとうございます。
このマニアックな、しかも文章を連ねただけの、とても読みづらいブログをいつもご愛読いただいてありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

   今日はNice Loopの手筋について書いてみたいと思います。というのはNice Loopの手筋を使う問題が登場しているブログというのは数が少ないようで、このブログの大きなウリだと思うからです。(申し訳ないですが今日は少し長いです。)

   Nice Loopは上級手筋の中でも、ちょっととっつきにくい、難しい手筋とされていると思います。私もそう思っていました。だけどこれが使えるようになると、なかなか面白い。難しい分奥が深く、見つけた時の達成感も大きく、数独ナンプレの魅力の一翼を担っているとさえ思うのです。読者の方でまだ使えていないという方は、是非マスターすることをお勧めしたいです。

   Tachyonさんから、この手筋を使った問題提供をスタートしていただいたのが、2011年です。TachyonさんにはNice Loopについて手取り足取り教えていただきました。知的な面白いおもちゃを教えてもらったようなもので、とてもありがたいです。直接会ってお礼を言いたいくらいです。

   この手筋を練習するには数独日誌111002あたりからがいいのではないかと思います。文中のn節棍というのは、下記の説明のイの場合です。

   なお過去のブログ記事を探すには、私のHP「ikachanの数独三昧」の「ブログ記事一覧」を参照してください。またNice Loopを探すとき、強リンクの数字にしるしをつけておくといいと思いますが、これも同じHPの「上級手筋の解き方」をご覧ください。
http://ikachanzanmai.private.coocan.jp/

この手筋の概要は、前に書いたことの再録ですが、


『Nice LoopのLoopをつなげるルールは、詳しくはミシチャン
さんのサイトを見てほしいのですが、簡単にいうと、

1つのマスで、
ア強リンクと強リンクが連結(同じ数字で)
イ強リンクと強リンクが連結(違う数字で)

ウ強リンクと弱リンクが連結(同じ数字で)
エ強リンクと弱リンクが連結(違う数字で)

オ弱リンクと弱リンクが連結(同じ数字で)
カ弱リンクと弱リンクが連結(違う数字で)

の6通りの連結の仕方がある中で、Nice Loopのルールに
沿っているのはイとウとカです。(ただしカの場合はこの
マスが2択マスである必要があります)

Nice Loopを探すときはこのイとウとカを満たしている
マスをつなげていきます。イとウとカだけでLoopが
作れると、これは連続タイプとなり、通常たくさん数字
が除外できます。

1ヶ所だけアとエとオの連結を含むLoopは不連続タイプ
となり、そのマスがアの場合はこのマスはその数字で確定し、
エの場合はそのマスから弱リンクの数字が除外でき、オの
場合はそのマスからその数字が除外できます。

上記イとウとカのつなぎ方を変えたり、組み合わせの
仕方を変えたりして、何とかLoopを作っていくわけです。』

ということになります。

   このブログでは通常のNice Loopに加えて、途中からGroupedの形(2つないし3つのマスをひとかたまりに扱う形)が追加されました。(数独日誌130224あたりからでしょうか)さらにXYZ-chainを含む形が登場したのが数独日誌140316ぐらいだと思います。

   XY-wingは3つのマスからなる手筋ですが、それが4マス以上になるとXY-chainと呼ばれます。同様にXYZ-wingという3つのマスからなる手筋がありますが、(ミシチャンさんのサイトを参照してください)このブログではそれの4マス以上のものをXYZ-chainと呼んでいます。

   現在Tachyonさんから提供されている問題は、通常のNice Loopより、このように2段階複雑になっているので、いきなり最近の問題からスタートするのはかなり難しいと思います。今年Nice Loopに挑戦してみようという方は数独日誌111002あたりの問題から始められてはいかがでしょうか。

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趣味」カテゴリの記事

コメント

ikachanさん。
明けましておめでとうございます。
いつも楽しみに読ませて頂いております。

このブログは立ち上がった当初の頃から読んでいました。当時(と言っても7年ほど前ですが)、ネットやパソコン関係には非常に疎くコメントの仕方も分からなかったので、参加するようになったのは最近ですが、私の偏屈な(笑)問題まで提供させて頂いて、私の憩いの場となっております。
本当にありがとうございます。

ちなみに、XY-chainが最高の手筋!と思っている私にとってはNice Loopどころか、M-wing辺りから既に?となってます。が、時間が出来たらこのブログ等を読み直し挑戦してみようと思います。
その時は、いろいろと教えて頂けたら嬉しいです。

では、本年もよろしくお願いいたします。

投稿: 大日向一富巨 | 2015年1月 1日 (木) 11時20分

大日向一富巨さんへ
コメントありがとうございます。
このブログは2007年8月からスタートしたのですが、そんなに前から読んでいただいているとは思いませんでした。ありがたいです。

昨年の元旦の挨拶でも、nobusanという読者の方からとても嬉しいコメントをいただいたのですが、今年も大日向さんからいただけて、幸せな気分でお正月を迎えることができました。

最近では問題を解きながら、この問題の良さをどう表現したらいいかな、などとブログ記事を意識して解くようになっています。

今年もよろしくお願いします。

投稿: ikachan | 2015年1月 1日 (木) 12時34分

ikachanさん、大日向一富巨さんへ
明けまして、おめでとうございます。

Nice Loopへのアプローチの仕方ですが、
XY-Chainを既にマスターしている方については、M-Wingを理解するよりも、むしろ
多節棍 (http://ikachan.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/111002-85ee.html)
か、X-Cycle (http://ikachan.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/110815-b67d.html)
になじんだ方が近道ではないかと思います。
と言いますのは、XY-Chain, X-Cycle, 多節棍は、
上記でikachanさんの述べられている標準NiceLoopの三つの要素イ,ウ,カ

1つのマス(不連続マス以外)で、

多節棍 -> イ:強リンクと強リンクが連結(違う数字で)

X-Cycle -> ウ:強リンクと弱リンクが連結(同じ数字で)

XY-Chain -> カ:弱リンクと弱リンクが連結(違う数字で)

に相応する技なのです。ところでM-Wingは、この三つ全てを持っており、それが取っ付き難い理由かもしれません。
ちなみにW-Wingはウとカの要素からなっています。

投稿: Tachyon | 2015年1月 2日 (金) 12時42分

Tachyonさん、大日向一富巨さんへ

Tachyonさん、コメントありがとうございます。
私はNice Loopこそなんとか使えるようになり、しかも使い続けているので、さすがに覚えられましたが、今までこのブログに登場したM-wingや、M-ring、Σ-wingなどは、その時は理解できてもすぐに忘れてしまい、とても普段使える状態ではありません。

Nice LoopはM-wingやΣ-wingを包括する手筋だったと思うので、大日向さん、よかったら将来挑戦してみてください。

投稿: ikachan | 2015年1月 2日 (金) 12時54分

X-Cycleをやってみようと思う方へ

http://ikachan.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/110815-b67d.htm
で出しているX-Cycleの問題はちょっと難問すぎると思うので、簡単なX-Cycleの問題を紹介したいと思います。
どの問題も、うまくやれば基本的なワザ(N国同盟を含む)とX-Cycle一発で解けます。

X-Cycle【1】
000 003 002
000 216 040
000 800 136

030 007 001
008 032 700
700 108 050

562 084 010
090 021 000
800 600 000

X-Cycle【2】
030 005 980
085 109 327
279 083 100

060 000 000
940 301 002
020 000 010

050 030 291
314 952 678
092 810 000

X-Cycle【3】
601 308 075
283 000 614
507 006 000

020 063 500
100 002 006
006 800 020

402 630 789
369 080 050
000 209 463

X-Cycle【4】
951 023 760
000 010 050
006 900 031

572 130 006
190 060 073
060 009 512

030 007 100
010 040 307
247 391 685


多節棍をやってみようと思う方へ

http://ikachan.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/111002-85ee.html
で出している多節棍の問題は不連続タイプで、候補を除外する方法が初めての人には分かりにくいと思うので、
数独日誌120908(http://ikachan.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/120908-5166.html)
での総合NL[1][2][3][4]をまずやってみてはと思います。これらの問題は全て強リンクで繋がっている連続タイプで解けます。

投稿: Tachyon | 2015年1月 2日 (金) 17時07分

Tachyonさんへ
アドバイスありがとうございます。数独日誌111002の問題はすべて強リンクでつながっている形ではなかったですね。うっかりしていました。

投稿: ikachan | 2015年1月 2日 (金) 18時23分

ikachanさん、皆さんへ

明けましておめでとうございます。今年も気が向いたらお邪魔させて頂きますので、よろしくお願いします。こちらのブログのマニアックさには私も少しばかり貢献しているのかなと思います。

Nice Loopという解法ですが、難しくて理解できないという方も多いと思います。そういう方は先にAICを理解されることをお勧めします。Nice LoopとAICは本質的には同じ解法なのですが、AICの方が遙かに分かりやすいからです。AICはマス内のリンクも含めて強・弱リンクを交互に繋ぐだけのChainです。一方、Nice Loopは表面上はマス内のリンクを考えないで、ユニット内のリンクのみを一定のルールで繋ぎます。Nice Loopはこのようにシステマティックにリンクを繋ぐので、意味が分かり難くなっています。しかし、Nice Loopはリンクを繋ぐルールの中にマス内のリンクを隠しているに過ぎないのです。

次にTachyonさんの多節棍ですが、これは一般的にはHidden XY-Chainと呼ばれています。文字通り、XY-Chainの強リンクと弱リンクを入れ替えたような解法です。すなわち、ユニット内のリンクが強リンク、マス内のリンクが弱リンクになるわけです。勿論、その連続ループ版のHidden XY-Loopも考えられます。

大日向一富巨さんへ

初めまして。激辛数独等でのご活躍を日頃から拝見しております。私もようやく昨年から激辛数独の制作依頼を頂けるようになりましたが、まだまだといった感じです。

XY-Chainがお気に入りとのことですが、この解法は2択マスが多くなると結構な確率で成立する上に、Chain系の中では見付けやすい方なので、重宝しますよね。私はXY-Chainを知った当初から次のようにXY-Chainを探しています。例えば
r2c2(12)-r2c8(23)-r5c8(34)-r5c5(41)
のようなXY-Chainがある場合、「1残しの2繋がり、3繋がり、4繋がりの1残り」とつぶやいています。このようにつぶやきながら2択マスを片っ端から繋いでいって、始まりと終わりが同じ数字になるChainを見付けるわけです。数字が耳に残るので、同じ数字が現れるとすぐに気付きます。ただ、人それぞれなので参考にはならないかもしれませんが。

投稿: DokuZuki | 2015年1月 2日 (金) 23時15分

DokuZuki(旧名 パズル好き)さんへ
コメントありがとうございます。
大勢の方からコメントをいただいて、なんかお正月にたくさん人が集まっていただいた感じで、管理人としてはウキウキしてしまいます。

>こちらのブログのマニアックさには私も少しばかり貢献
>しているのかなと思います。

全くその通りです。実はTachyonさんとDokuZukiさんが会話を始めると、ほとんどついていけません。でも管理人としては、このブログが数独ナンプレをこよなく愛する(?)人たちの広場のような形になれば、これに勝る喜びはないので、これからも理論派DokuZukiさんの出番がたくさんあると思います。

>私もようやく昨年から激辛数独の制作依頼を頂ける
>ようになりましたが

なるほど、このブログに登場する激辛数独作家の方はニコリ社から制作依頼を受けているわけですね。ある程度コンスタントに良問を作り続けて実績を積むと、依頼を受けるようになるのでしょう。

今ブログで取り上げている激辛数独の作家別の記事では、次の次の回でDokuZukiさんの問題を取り上げる予定です。

投稿: ikachan | 2015年1月 3日 (土) 10時00分

皆様 明けましておめでとうございます。
マニアックなブログとやらに、どっぷりハマっているSakuyaです。
ikachanさん、Tachyonさん、DokuZukiさんにはお世話になっております。

マニアックついでに数独日誌110514から始まるTachyonさん、DokuZukiさんのSue de Coqの問題に取り組んでみようと思っています。かなりの難問のようなので解けるかどうかわかりませんが!
交差点と列及びブロックのALSで組み立て、検証は列及びブロックのALSの数値を交差点で排除すると列及びブロックの配置される数値がマス数より少ないというNETでみた検証方法で挑戦してみます。次に数独日誌110526に掲げられているDokuZukiさんの12個の問題に挑戦しようと思います。

XY-Chainが話題になっていますが、私はこの解法が苦手の一つです。表出数字の記入が終え、残りの候補数値を書き込むとBivalueのマスが多いときは戦意が萎えてしまいます。DokuZukiさんの手法を是非試してみたいと思います。

また本年もいろいろ教えて頂くことが多いと思いますが宜しくお願いいたします。

投稿: Sakuya | 2015年1月 3日 (土) 11時25分

Sakuyaさんと読者の皆さんへ
なにか普段コメントをいただいている方が、全員集合みたいな感じになってきました。本当にありがとうございます。

Sakuyaさんは独学でNice Loopをマスターされていて、しかもGroupedの形やXYZ-chainを含む形もすぐ対応されたというのは、私からすると驚異的な理解力です。


このブログは様々な方から問題を提供していただいています。古くは近藤夲さんから最近では大日向一富巨さんまで、これがこのブログの財産だと思っています。

近藤さんの問題は私のHPにも載っていますので、よかったら挑戦してみてください。近藤さんの問題は最近載っている問題のように難しくないです。
http://ikachanzanmai.private.coocan.jp/index.html

投稿: ikachan | 2015年1月 3日 (土) 13時07分

Tachyonさん。はじめまして。
X-Cycleについてですが、名前だけは知っていました。強リンクや弱リンクという言葉も、意味を理解している程度で、実際にそこまで考えて活用した事は無かったです。
問題提供までして頂いてありがとうございます。
ミシチャンのサイト等を参考にしながら挑戦してみようと思います。
XY-ChainはNice Loopのカの要素だったんですね。気がつきませんでした。

Dokuzukiさん。はじめまして。
私も激辛数独等でお目にかかりました。共通の事がある方からのコメントは嬉しいですね。ありがとうございます。
私は激辛数独の12号から制作の依頼を受け、以降細々と頑張っています。ですが、私もまだまだ他の作者さんの問題に圧倒されています。
XY-chainは私も大変重宝しています。
やはり、2択のマスの数字を1つずつ追っていくのがオーソドックスな見つけ方だと思います。
4リンクのものは割りと目に付きやすいですが、5リンク以上のものはこのやり方をしないとまず無理だと思います。
利点としては、使うマスが2択のマスだけなので、どんな配置の問題でも使えるという事と、やはり手筋としての力が大きい事ですね。

投稿: 大日向 一富巨 | 2015年1月 3日 (土) 14時05分

ikachanさんへ

> 管理人としては、このブログが数独ナンプレをこよなく愛する
> (?)人たちの広場のような形になれば、これに勝る喜びは
> ないので、これからも理論派DokuZukiさんの出番がたくさん
> あると思います。
そう言っていただけると嬉しいです。私は、解くことよりも様々な解法の仕組みを解き明かすことの方がどちらかと言うと好きですね。これからも気になる話題があればお邪魔したいと思います。

> このブログに登場する激辛数独作家の方はニコリ社から
> 制作依頼を受けているわけですね。ある程度コンスタントに
> 良問を作り続けて実績を積むと、依頼を受けるようになる
> のでしょう。
そのようです。激辛数独の場合、数独通信投稿作品からも一部採用されますが、多くは依頼作品が占めるようです。推測でしかないですが、掲載問題の8~9割が依頼作品なのではないかと思います。

> 今ブログで取り上げている激辛数独の作家別の記事では、
> 次の次の回でDokuZukiさんの問題を取り上げる予定です。
ありがとうございます。楽しみにしています。

Sakuyaさんへ

> DokuZukiさんの手法を是非試してみたいと思います。
スマートな方法ではないかもしれませんが、お役に立てれば幸いです。コツは一方向にしか繋がらない2択マスを起点にすることと、できるだけ長くChainを繋ぐことかなと思います。Chainが長くなるほどXY-Chainが成立する可能性も高くなると思うので。

大日向 一富巨さんへ

> XY-chainは私も大変重宝しています。
> やはり、2択のマスの数字を1つずつ追っていくのが
> オーソドックスな見つけ方だと思います。
やはりそれしかないですよね。

> 利点としては、使うマスが2択のマスだけなので、
> どんな配置の問題でも使えるという事と
それはXY-Chainを仕込んだ問題が作りやすいという意味でしょうか?確かに2択マスの位置は自由に決められるので、ヒント配置による制約は受けにくいでしょうね。

投稿: DokuZuki | 2015年1月 4日 (日) 09時39分

Tachyonさんへ
早速挑戦してみました。
形はX-cycleのようになりましたが、見当違いでしたらすみません。
【1】について
とりあえず強リンクなどの事は何も考えず問題に触れてみました。
7についての2 String-kiteが見つかりました。
r1c4の7を排除し、中下ブロックに37の2国同盟
第9列に58の2国同盟
これで最後まで行きました。
解き終わってよく考えてみたら、最初に見つけた2 String-kiteはX-cycleの不連続タイプのものとして説明が出来ると思います。
r1c4(4579)-7-r7c4(379)=7=r7c9(379)-7-r2c9(5789)=7=r1c8(789)-7-r1c4(4579)
これによりr1c4が弱リンク同士の不連続点となり7を排除することが出来
、あとは同じです。

【2】
中上ブロックに27の2国同盟
これも2 String-kite の方が先に見つかってしまいました。
r5c5の6を排除し、最後まで行きます。
ですが、これもよく考えてみると、
r5c5(67)-6-r2c5(46)=6=r3c4(46)-6-r3c8(456)=6=r5c8(56)-6-r5c5(67)
このような不連続タイプのX-cycleとしても説明出来ると思います。
結果r5c5が不連続点となり、6を排除。あとは同じです。

【3】
不連続点も入れて5リンク構成のものだろうと決めつけていたために苦戦しました。
結果、やはり2 String-kite を探す形となってしまいました。
r2c4-r5c4-r5c3-r9c3-r9c5-r7c6
(候補数字は省略しました)
これにより、5についての2 String-kite が成立し、r2c6の5を排除し7に確定。
これで最後まで行きました。
やはりこれも、5を排除したr2c6のマスがループの不連続点となるのでしょうか?

【4】
これは上手く出来たと思います。見付かった時は嬉しかったです。
中中ブロックに25の2国同盟
r7c8(249)=4=r4c8(49)-4-r4c6(48)=4=r6c4(478)-4-r1c4(48)=4=r1c9(48)-4-r7c9(49)=4=r7c8(249)
これにより不連続タイプのX-cycleが成立し、強リンク同士で繋がっているr7c8が4に確定。
これで最後まで行きます。

苦戦しましたが、とりあえず全部出来たので安心しました。

投稿: 大日向 一富巨 | 2015年1月10日 (土) 12時27分

大日向 一富巨さんへ

早速、試して頂いてありがとうございます。
DokuZukiさんは、NiceLoopを理解するには、まずAICを理解した方がいいとおっしゃっていますが、
AICを理解するには強弱リンクの概念になじむ必要があります。
その概念が必要な基本的なワザがX-Cycle(X-Chain)なのです。

【1】について:
想定は大日向 一富巨さんの手筋と全く同じですが、
この方法は、私にとっては(おそらくikachanさんにとっても)、2-String Kiteとは捉えていません。
2-String Kiteはブロック(Kite本体)内で弱リンク、ブロック外へ二つの強リンク(String)という構成で把握しています。
大日向 一富巨さんのこの手筋はTurbot Fishとも呼ばれており、2-String KiteはTurbot Fishの一種という説明も見受けられます。

【2】について:
これもTurbot Fishです。想定のルートは大日向 一富巨さんと同じなのですが、強弱の設定が違って、
r5c8=6=r5c5-6-r2c5=6=r3c4-6-r3c8=6=r5c8
とし、r5c8を6に確定としました。
いずれにしても、このルート、ヒラメ(Turbot)に似ていると思いませんか?

【3】について:
「r2c4-r5c4-r5c3-r9c3-r9c5-r7c6」は「r2c4=r5c4-r5c3=r9c3-r9c5=r7c6」の事ですね?
そして不連続マスr2c6を加えると、
r2c6 - r2c4 = r5c4 - r5c3 = r9c3 - r9c5 = r7c6 - r2c6
となり、想定もこれと同じです。
それにしても、これも2-String Kiteとは、大日向 一富巨さんと私の「2-String Kite」についての認識が非常にズレてますね。

【4】については認識が一致したようです。


ちなみにXY-ChainをAICで捉えると、二択マス内の候補が強リンクで結ばれていると考え、マスとマスの間では弱リンクとします。
そして多節棍(Hidden XY-Chain)では、構成するマス内では接続対象となる候補は弱リンク、マスとマスの間では基本的に強リンクで結ばれていると考えます。

投稿: Tachyon | 2015年1月10日 (土) 15時44分

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