【新年のごあいさつ】
読者の皆さん、あけましておめでとうございます。
このマニアックな、しかも文章を連ねただけの、とても読みづらいブログをいつもご愛読いただいてありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今日はNice Loopの手筋について書いてみたいと思います。というのはNice Loopの手筋を使う問題が登場しているブログというのは数が少ないようで、このブログの大きなウリだと思うからです。(申し訳ないですが今日は少し長いです。)
Nice Loopは上級手筋の中でも、ちょっととっつきにくい、難しい手筋とされていると思います。私もそう思っていました。だけどこれが使えるようになると、なかなか面白い。難しい分奥が深く、見つけた時の達成感も大きく、数独ナンプレの魅力の一翼を担っているとさえ思うのです。読者の方でまだ使えていないという方は、是非マスターすることをお勧めしたいです。
Tachyonさんから、この手筋を使った問題提供をスタートしていただいたのが、2011年です。TachyonさんにはNice Loopについて手取り足取り教えていただきました。知的な面白いおもちゃを教えてもらったようなもので、とてもありがたいです。直接会ってお礼を言いたいくらいです。
この手筋を練習するには数独日誌111002あたりからがいいのではないかと思います。文中のn節棍というのは、下記の説明のイの場合です。
なお過去のブログ記事を探すには、私のHP「ikachanの数独三昧」の「ブログ記事一覧」を参照してください。またNice Loopを探すとき、強リンクの数字にしるしをつけておくといいと思いますが、これも同じHPの「上級手筋の解き方」をご覧ください。
http://ikachanzanmai.private.coocan.jp/
この手筋の概要は、前に書いたことの再録ですが、
『Nice LoopのLoopをつなげるルールは、詳しくはミシチャン
さんのサイトを見てほしいのですが、簡単にいうと、
1つのマスで、
ア強リンクと強リンクが連結(同じ数字で)
イ強リンクと強リンクが連結(違う数字で)
ウ強リンクと弱リンクが連結(同じ数字で)
エ強リンクと弱リンクが連結(違う数字で)
オ弱リンクと弱リンクが連結(同じ数字で)
カ弱リンクと弱リンクが連結(違う数字で)
の6通りの連結の仕方がある中で、Nice Loopのルールに
沿っているのはイとウとカです。(ただしカの場合はこの
マスが2択マスである必要があります)
Nice Loopを探すときはこのイとウとカを満たしている
マスをつなげていきます。イとウとカだけでLoopが
作れると、これは連続タイプとなり、通常たくさん数字
が除外できます。
1ヶ所だけアとエとオの連結を含むLoopは不連続タイプ
となり、そのマスがアの場合はこのマスはその数字で確定し、
エの場合はそのマスから弱リンクの数字が除外でき、オの
場合はそのマスからその数字が除外できます。
上記イとウとカのつなぎ方を変えたり、組み合わせの
仕方を変えたりして、何とかLoopを作っていくわけです。』
ということになります。
このブログでは通常のNice Loopに加えて、途中からGroupedの形(2つないし3つのマスをひとかたまりに扱う形)が追加されました。(数独日誌130224あたりからでしょうか)さらにXYZ-chainを含む形が登場したのが数独日誌140316ぐらいだと思います。
XY-wingは3つのマスからなる手筋ですが、それが4マス以上になるとXY-chainと呼ばれます。同様にXYZ-wingという3つのマスからなる手筋がありますが、(ミシチャンさんのサイトを参照してください)このブログではそれの4マス以上のものをXYZ-chainと呼んでいます。
現在Tachyonさんから提供されている問題は、通常のNice Loopより、このように2段階複雑になっているので、いきなり最近の問題からスタートするのはかなり難しいと思います。今年Nice Loopに挑戦してみようという方は数独日誌111002あたりの問題から始められてはいかがでしょうか。
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