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数独日誌150313

【超上級編33 25~30番、77~85番】
84番と85番がかなり苦戦しました。

84番
まずSimple Chainでr7c7から3を除外
第8列、第4列、第5行に27の2国同盟
4つの27を候補数字とするRemote Pairsでr9c2から2と7を除外
5についてのFinned Fish(3行)でr1c9から5を除外
1についてのSashimi Fish(3行)でr6c6から1を除外

ソルバーに解かせたところ、2国同盟の後は、
1についてのSashimi Fishだけで解いていました。
なんという過剰手筋! Sashimi Fishはよく使っている手筋だけに情けなかったです。

85番
第1列に46の2国同盟
第9列に24の2国同盟
4についての四角の対角線(X-wing)でr3c2から4を除外
9についてのSashimi Fish(3行)でr5c12から9を除外

これもソルバーで解かせたところ、4についての四角の対角線の次に、
1についての2-string-kiteでr8c3から1を除外
9についてのX-cycle(1種類の数字だけからなるNice Loop)でr5c1から9を除外
で解いていました。

私が使った9についてのSashimi Fish(3行)は少し変形バージョンで、9が入る可能性のあるマスが、r469で下の図のようになっていました。
(1と書いてあるマスです)

000 000 000
000 000 000
000 000 000

001 110 100
222 000 000
100 001 000

000 000 000
000 000 000
000 001 100

これでr5c123(2と書いてあるマスです)から9が除外できます。ここに9が入ると、r6ではr6c1に入らないので、r6c6が9、よってr9c6に9が入らないので、r9c7が9となり、この結果r4に9が入らなくなってしまいます。

この問題は果たしてどういう手筋が想定されていたのでしょうか?
どなたかもっとすっきり解いた方、いらっしゃいませんか。

以下それ以外の問題で私の使った手筋です。
3国同盟 79
3国同盟×2 27,78
3国同盟×3 81
4国同盟(隠れ2国) 26
4国同盟 81
5国同盟(隠れ3国) 28
四角の対角線(X-wing) 81
四角の対角線(4行 Jelly Fish) 82
Simple Chain 30,77,80,83
Sashimi Fish×2 30,79,83
Finned Fish 82
XY-wing 78,82
浜田ロジック 77

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趣味」カテゴリの記事

コメント

ikachanさんへ

Sashimi Fish(3行)の変形バージョンというのはなかなか面白そうですね。そこで、ikachanさんのアイディアをまとめてみました。

-/- --- /-/   -/- --- /-/
-0- --- 0-0   *0* *** 0*0
-/- --- /-/   -/- --- /-/

-/- --- /-/   -/- --- /-/
-0- --- 0-0   -0- --- /-0
-/- --- /-/   -/- --- /-/

-/- --- F-F   -/- --- /-F
-0- --- 0*0   -0- --- 0*0
-/- --- F-F   -/- --- /-F

左図はFinned Swordfishのパターンの1つです。ベースとなるSwordfishで除外できる箇所の中で、Finからも見える箇所の対象数字を除外できます。
右図は左図のr579c7を/に変えた特殊なパターンです。この場合、r2の*からも除外できます。

-/- --- 0-0   -/- --- 0*0
-/- --- 0-0   -/- --- 0*0
-/- --- 0-0   -/- --- 0*0

-/- --- /-/   -/- --- /-/
-0- --- 0-0   -0- --- /-0
-/- --- /-/   -/- --- /-/

-/- --- F-F   -/- --- /-F
-0- --- 0*0   -0- --- 0*0
-/- --- F-F   -/- --- /-F

左図はFinned Franken Swordfishのパターンの1つです。ベースとなるFranken Swordfishで除外できる箇所の中で、Finからも見える箇所の対象数字を除外できます。
右図は左図のr579c7を/に変えた特殊なパターンです。この場合、右上ブロックの*からも除外できます。ikachanさんが使われたのはこちらの方ですね。

Finned SwordfishとFinned Franken Swordfishの特殊型では、Finとは全く関係のない箇所からも除外できるというのが面白いですね。これはひょっとすると大発見かもしれません。

投稿: DokuZuki | 2015年3月14日 (土) 02時18分

DokuZukiさんへ
いつもコメントありがとうございます。情けないことにまずFranken Swordfishが何たるかがわかりません。どのサイトを参考にすればいいですか?

投稿: ikachan | 2015年3月14日 (土) 23時30分

ikachanさんへ

Franken SwordfishはSwordfishにGrouped的な要素を加えたもので、本質的なものはSwordfishとほとんど変わりません。Franken SwordfishとFinned Franken Swordfishについては、数独日誌121013でコメントしています。2012年11月25日、11月26日のコメントを見ていただければ、その概要がお分かりになるのではないかと思います。

投稿: DokuZuki | 2015年3月15日 (日) 09時37分

DokuZukiさんへ
早速レスしていただきありがとうございます。
おかげさまでFranken Swordfishがある程度理解できた気がします。

私の使ったSashimi Fish(3行)の変形バージョンですが、ブログ記事に書いた図を使うと、r4c45に9が入らなければ、通常のSashimi Swordfish(Sashimi Fishの3行バージョン)ですが、r4c45に9が入る可能性があるために、通常と違う形になっています。

確かにB1-1~B2-3のSashimi Franken Swordfishのパターンには入っていない感じですね。

投稿: ikachan | 2015年3月15日 (日) 14時56分

85番は、2-string-kiteでr8c3から1を除外する手筋は必要なく、9について、r5c9=r8c9-r9c7=r9c6-r6c6=r6c1からr5c1の9が除外できて8に決定すれば、最後までいきます。結局r5c1の9を除外する点ではikachanさんとかわりないので、あんまりすっきりしないけど。。

投稿: まあ坊 | 2015年3月16日 (月) 23時25分

まあ坊さんへ
いつもコメントありがとうございます。
2-string-kiteは必要ないですか。ソルバーというのは必ずしも必要最小限の手筋を示している、というわけではないようですね。

まあ坊さんが見つけられた手筋はソルバーにあったX-cycleと同じでした。
http://www.sudokugame.org/puzzle.php

投稿: ikachan | 2015年3月17日 (火) 22時27分

ikachanさん、Sakuyaさんへ

85番のSashimi Fishの変形バージョンですが、これもFishy ALSで説明できます。

ikachanさんが書いた図は、Fin: r4c45の9がなければ、
r469 左中ブロック(c13)c67
で、9のFranken SwordFishとなる形です。
そこで、このFishy ALSを、

{r469 b4(c13)c67} =9= r4c45

(bは以下のようにブロックを表す:
b1=左上 b2=中上 b3=右上
b4=左中、b5=中央 b6=右中
b7=左下、b8=中下 b9=右下)

と表します。そしてr4c45に9がなくFranken SwordFishが確立したと仮定した場合、
除外できる候補Xとの関係を

X -9- {r469 b4(c13)c67}

と表します。これを使ってNiceLoop風に解いてみると、

r5c123 -9- {r469 b4(c13)c67} =9= r4c45 -9- r6c6 =9= r6c1 -9- r5c123

となり、r5c123から9が除外できるという事です。

投稿: Tachyon | 2015年4月 5日 (日) 10時06分

ikachanさんへ
{r469 b4c67} をFranken Swordfishと見て解説しましたが、これを通常のSashimi Swordfishと見ても同じように説明できます。
Sashimiの部分がひとつのブロックに収まるので、Frankenでは、そこは対象となる候補が垂直になる必要はなく、Sashimiとは見ないのです。

投稿: Tachyon | 2015年4月 6日 (月) 19時18分

DokuZukiさんへ

DokuZukiさんの示した例図も、もちろんFishy ALSで説明できます。

最初の例の右図は、
r2c134568 -0- {r258 c279} =0= r79c9 -0- r8c7 =0= r2c7 -0- r2c134568

最後の例の右図は、
r123c8 -0- {b3r58 c279} =0= r79c9 -0- r8c7 =0= r123c7 -0- r123c8

となります。

投稿: Tachyon | 2015年4月 7日 (火) 18時32分

Tachyonさんへ
コメントありがとうございます。

次の形は普通のSashimi Fish(3行)だと思うんですが、これもブロックを共有している場合は同様のことが言えると思います。

次の図でr134に、例えば数字9の入る可能性のあるマスが図で1と書いてあるマスの形になっているとき、2と書いてあるマスから数字9が除外できる、というのがこの手筋だと思います。

100 100 000
000 000 020
000 100 100

100 000 010
000 000 200
000 000 200

これは次の図のように、数字9の入る可能性のあるマスがr1c56に追加になっても変わりません。

100 111 000
000 000 020
000 100 100

100 000 010
000 000 200
000 000 200

投稿: ikachan | 2015年4月 7日 (火) 18時50分

ikachanさんへ

下の図は、いわば Sashimi Franken Swordfish ですね。
さらに、数字9の入る可能性のあるマスがr3c56に追加になっても変わりません。

投稿: Tachyon | 2015年4月 7日 (火) 19時15分

Tachyonさんへ
なるほど! 奥が深いです。

投稿: ikachan | 2015年4月 7日 (火) 20時07分

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