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数独日誌170614

【超激辛数独発売! その2】
最後の10題を解いての感想です。

82番(アラームじさん作)
   これはn国同盟がたくさん登場し、気持ちよく波及します。1についての四角の対角線(X-wing)が決め手になりますが、これも見つけやすく、全体として解き応えもある良問だと思いました。

83番(福神ヅケさん作)
   これはあまり難しく感じませんでした。中上ブロックと中下ブロックにすぐn国同盟が見え、3についての四角の対角線もとても見つけやすかったです。

84番(はあさんさん作)
   これも3と7の四角の対角線(X-wing)がとても見つけやすく、(ヒントでは使っていませんでした)メンドウな気配はなく、いい感じです。

85番(がじがじさん作)
   序盤少し埋まりましたが、n国同盟が少なく、残りマスの候補数字のチェックが少しだけ大変ですが、これくらいなら許容範囲だと思います。後ろのヒント通り2つの四角の対角線(3行 Swordfish)で解けました。

86番(Kokiさん作)
   ちょっと心配していた、いたずらにメンドウというタイプだと思います。序盤もそれほど埋まらず、局部限定も2についての1回だけで、残りマスの候補数字のチェックが大変です。ただ4回も登場する四角の対角線(3行 Swordfish)が特定の列に集中しているので、そこはやりやすさも感じました。

87番(高由良りむさん作)
   解答にあるヒント通りの解き方になりました。Jellyfish1つ、Swordfish2つという形で、なかなかの複雑さです。ただ序盤少し埋まるので、それが救いという感じです。

88番(近藤 夲さん作)
   近藤さんにはこのブログに時々コメントをいただいているので、ヨイショするわけではありませんが、名作だと思います。四角の対角線は全く使わず、局部限定とn国同盟だけでここまで難しい問題がつくれるのは感心します。途中の波及の具合も見事だと思います。

89番(高由良りむさん作)
   これも88番に勝るとも劣らない名作だと思います。次々に現れるn国同盟によって盤面がどんどん変化します。n国同盟が多く登場する方が解き心地の良さにつながる感じがします。

90番(printfさん作)
   最終問題に近づき、難易度が上がり、これはやはり残りマスのチェックが大変でした。ヒントではSwordfishを5回使っていますが、私は7,2のSwordfish、3、4のX-wing、9のSwordfishと使いました。その間にn国同盟もかなり登場し、ちょっと盤面がぐちゃぐちゃになりました。

91番(近藤 夲さん作)
   最終問題らしい、Swordfishをたくさん使い、n国同盟もたっぷりで、ということはとってもメンドウで、その分解き応えはもちろん十分で、ひたすら注意力と、忍耐力が試される問題です。今までの「激辛数独」にはなかった問題かもしれません。

   世界文化社のN.Yさんの問題に似ています。ヒント数字の配置を見ると、2,4,5,8のSwordfishはあるだろうな、と思わせます。世界文化社の問題であったら、この配置を見た段階ですぐSimple Chainを使ったと思います。

   私は結局Swordfishを7回使いました。(後ろのヒントを見ると、4つのSwordfishと1つのJellyfishを使っています)

   作者別の掲載問題数と、Rintaroさんからリクエストがあった件は「その3」で記事にしたいと思います。

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コメント

> 88番(近藤 夲さん作)

この問題を投稿した「数独ジジイ」の 近藤 夲・本人がお邪魔します。 m(_ _;)m

> 近藤さんにはこのブログに時々コメントをいただいているので、
> ヨイショするわけではありませんが、名作だと思います。

なんの遠慮も無しにこのように時たま書き込ませていただいております。
今回は、過分に高い評価をいただき、180cm・79kgのメタボ巨体をちぢこませて恐縮しています。 \(^o^)">

> 四角の対角線は全く使わず、局部限定とn国同盟だけでここまで
> 難しい問題がつくれるのは感心します。

嬉しいですね。
創刊号当時から大切にしてきた問題造りのコンセプトが、数独コメンテータの ikachan さんにズバリ感じとっていただき、光栄に思います。
冥土の土産の一つにさせていただきます。\(^o^)">

> 途中の波及の具合も見事だと思います。

これまた、過分なお褒めをいただき、樹に登りそうになってしまいます。
私は高等な解法テクを組み込む問題を作る能力に欠けるので、今までほとんど、局部限定とn国同盟だけで問題を作ってきました。
しかし、高級解法テクを使わない中で解いていただく方に面白いと思っていただけるよう、解き方の筋書きに工夫を凝らすなど努めてまいりましいた。
今回は、「難関」で2題(094・098)、「超激辛」で4題(012・014・088・091)の計6題が採用・掲載されましたが、果たしていかがだったでしょうか?
皆さんの忌憚愛ないご評価をお願いします。

> 91番(近藤 夲さん作)
> 最終問題らしい、Swordfishをたくさん使い、n国同盟も
> たっぷりで、ということはとってもメンドウで、その分解き応えは
> もちろん十分で、ひたすら注意力と、忍耐力が試される問題です。
> 今までの「激辛数独」にはなかった問題かもしれません。

今までの「激辛」シリーズの採用傾向を見ていると、Swordfish などは歓迎されていない印象だったので、投稿を控えていました。
しかし、今回は新たに模様替えと聴いていたので、ダメモト覚悟に投稿した Swordfish 含みの難問の一つです。
今回のこの採用を機会に、今後この方向の問題創りにチャレンジしていくつもりです。

> 世界文化社のN.Yさんの問題に似ています。
> …………<< 略 >>…………
> 世界文化社の問題であったら、この配置を見た段階ですぐSimple
> Chainを使ったと思います。
> 私は結局Swordfishを7回使いました。

解く人によってさまざまでしょうが、私のカウントでは Swordfish は
6回使う筋書きでした。

投稿: 近藤夲 | 2017年6月17日 (土) 09時44分

近藤さんへ
ていねいにコメントをいただきありがとうございます。このレベルの複雑な問題になると、どの数字に着目するかということも含めて、結構解き方が違ってきますね。

91番で私がSwordfishを使ったのは、2,4,5,8,9,9,6という順番でした。9についてを2回使いました。

Swordfishを使う間にn国同盟もたくさん登場するので、記念すべき最初の「超激辛数独」の、最終問題にふさわしい激辛ぶりだったといえると思います。

投稿: ikachan | 2017年6月17日 (土) 12時57分

こんにちは!遅ればせながら超激辛数独1、終了しました。
やはり近藤さんの対角線なしの88と対角線だらけの91はどちらも素晴らしい!記憶に残る作品と思います。
特に91は対角線が重なってN国同盟が成り立って行く展開は鳥肌もの。楽しませて頂いて感謝です。
激辛の新シリーズですが、正直前半はちょっと辛い。60番台後半からやっと難問らしくなって、さすがにラスト10問ぐらいは楽しめました。
過去記事へのコメントで失礼しました。

投稿: ダイスケ | 2017年8月27日 (日) 09時38分

ダイスケさんへ
コメントありがとうございます。

ニコリ社の問題は、とにかく使う手筋がn国同盟と四角の対角線だけなので、最近はちょっと飽きが来て、100題近くを全部解く気力がなくなってきました。

といって世界文化社の本の方は、新作問題が入っているのかどうもあやしい気配です。

さてどうしたものでしょうか。

投稿: ikachan | 2017年8月27日 (日) 14時18分

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