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2017年6月

数独日誌170624

【Tachyonさん提供問題【5】【6】七連(G)NL with AHS(& XYZC)】
   前回はうまく2題ともクリアできましたが、今回はどうでしょう?

七連(G)NL+AHS(&XYZC)【5】
000 000 056
000 100 200
900 040 003

008 704 030
400 603 728
073 208 500

300 080 002
009 001 005
560 000 000

七連(G)NL+AHS(&XYZC)【6】
632 074 109
510 060 400
008 000 000

200 000 500
065 000 070
003 000 004

020 000 700
054 020 093
006 950 241

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数独日誌170618

【Tachyonさん提供問題【3】【4】七連(G)NL with AHS(& XYZC)】
前回はズッコケてしまいましたが、今回はどうでしょう?

七連(G)NL+AHS(&XYZC)【3】
810 645 700
000 731 000
000 298 400

001 000 079
006 179 200
700 000 300

008 964 000
000 000 000
002 510 846

七連(G)NL+AHS(&XYZC)【4】
860 002 030
007 000 004
000 000 700

905 140 000
080 050 010
000 083 507

003 000 000
108 000 300
020 300 089

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数独日誌170615

【超激辛数独発売! その3】
   今回は「難関数独1」の105題と「超激辛数独1」の91題を合わせた合計196題について、作者別の問題数を調べてみました。(敬称略します)
1位  printf   12題 
1位  はあさん  12題
3位  アラームじ 10題  
4位  鴈野敏生   9題 
4位  さくさく   9題

   ここまでがベスト5です。次に7題掲載として、がじがじ、我ヒトにあらず、福神ヅケ、たんぽぽ組、G、Kokiの諸氏が続いています。前回の「激辛数独20」では最高が5題、作者の人数は30人だったのに比べて、今回は最高12題、作者の人数は59人ということで、やはり2冊合わせるとだいぶ増えました。

   ちなみに「激辛数独20」で最高の5題掲載された作者は、がじがじ、我ヒトにあらず、printf、福神ヅケ、高由良りむ、大日向一富巨、たんぽぽ組の皆さんで、やはり今回とかなり共通しています。

   Rintaroさんからリクエストがあった件ですが、「難関数独」と「超激辛数独」の1ページ目に『この本には、弊社刊「数独通信」向けに投稿された数独の中から、未掲載のものを一部載せています』と書いてあります。

   これは今までの「激辛数独」には書いてなかったと思います。実績のある作者には直接投稿を依頼することもあるようですが、「数独通信」へ投稿した問題がこの2冊に載る可能性があるというのは、今数独を作っている方には励みになりそうですね。

   今回の「超激辛数独」ですが、予想していたほどイタズラにメンドウ、という問題は少なかったように思います。編集部もそのあたりは考慮しているのかもしれません。難しくて解くのは大変だけど、それでも解いていて面白く楽しい。というためには序盤である程度埋まり、その後n国同盟が次々に登場し、盤面が刻々と変化し、四角の対角線については比較的見つけやすい形で、というのがいいのではないかと考えています。

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数独日誌170614

【超激辛数独発売! その2】
最後の10題を解いての感想です。

82番(アラームじさん作)
   これはn国同盟がたくさん登場し、気持ちよく波及します。1についての四角の対角線(X-wing)が決め手になりますが、これも見つけやすく、全体として解き応えもある良問だと思いました。

83番(福神ヅケさん作)
   これはあまり難しく感じませんでした。中上ブロックと中下ブロックにすぐn国同盟が見え、3についての四角の対角線もとても見つけやすかったです。

84番(はあさんさん作)
   これも3と7の四角の対角線(X-wing)がとても見つけやすく、(ヒントでは使っていませんでした)メンドウな気配はなく、いい感じです。

85番(がじがじさん作)
   序盤少し埋まりましたが、n国同盟が少なく、残りマスの候補数字のチェックが少しだけ大変ですが、これくらいなら許容範囲だと思います。後ろのヒント通り2つの四角の対角線(3行 Swordfish)で解けました。

86番(Kokiさん作)
   ちょっと心配していた、いたずらにメンドウというタイプだと思います。序盤もそれほど埋まらず、局部限定も2についての1回だけで、残りマスの候補数字のチェックが大変です。ただ4回も登場する四角の対角線(3行 Swordfish)が特定の列に集中しているので、そこはやりやすさも感じました。

87番(高由良りむさん作)
   解答にあるヒント通りの解き方になりました。Jellyfish1つ、Swordfish2つという形で、なかなかの複雑さです。ただ序盤少し埋まるので、それが救いという感じです。

88番(近藤 夲さん作)
   近藤さんにはこのブログに時々コメントをいただいているので、ヨイショするわけではありませんが、名作だと思います。四角の対角線は全く使わず、局部限定とn国同盟だけでここまで難しい問題がつくれるのは感心します。途中の波及の具合も見事だと思います。

89番(高由良りむさん作)
   これも88番に勝るとも劣らない名作だと思います。次々に現れるn国同盟によって盤面がどんどん変化します。n国同盟が多く登場する方が解き心地の良さにつながる感じがします。

90番(printfさん作)
   最終問題に近づき、難易度が上がり、これはやはり残りマスのチェックが大変でした。ヒントではSwordfishを5回使っていますが、私は7,2のSwordfish、3、4のX-wing、9のSwordfishと使いました。その間にn国同盟もかなり登場し、ちょっと盤面がぐちゃぐちゃになりました。

91番(近藤 夲さん作)
   最終問題らしい、Swordfishをたくさん使い、n国同盟もたっぷりで、ということはとってもメンドウで、その分解き応えはもちろん十分で、ひたすら注意力と、忍耐力が試される問題です。今までの「激辛数独」にはなかった問題かもしれません。

   世界文化社のN.Yさんの問題に似ています。ヒント数字の配置を見ると、2,4,5,8のSwordfishはあるだろうな、と思わせます。世界文化社の問題であったら、この配置を見た段階ですぐSimple Chainを使ったと思います。

   私は結局Swordfishを7回使いました。(後ろのヒントを見ると、4つのSwordfishと1つのJellyfishを使っています)

   作者別の掲載問題数と、Rintaroさんからリクエストがあった件は「その3」で記事にしたいと思います。

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数独日誌170611

【Tachyonさん提供問題【1】【2】七連(G)NL with AHS(& XYZC)】
   Tachyonさんからまたまた問題を提供していただきました。いつもありがとうございます。今回は連続タイプのNice Loop with AHS(Almost Hidden Set)です。AHSはほぼn国同盟ということで、AHSのマスと他のマスを強リンクでつなぐことができます。

七連(G)NL+AHS(&XYZC)【1】
793 260 058
286 005 003
145 000 206

950 006 007
070 903 025
000 570 004

000 000 501
500 600 042
000 057 069

七連(G)NL+AHS(&XYZC)【2】
059 000 013
032 050 940
840 000 050

070 010 504
000 506 000
500 040 090

260 000 005
005 030 120
310 005 409

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数独日誌170610

【超激辛数独発売! その1】
   ニコリ社から新シリーズ「難関数独」と「超激辛数独」が発売になりました。前の「激辛数独」のシリーズは20巻でひとまず終了した形です。まず難易度別の問題数を調べてみました。

最後の「激辛数独20」(2016年12月発行)では、
M6    3題
H7   12題
H8   11題
H8+   13題
H9   12題
H9+   16題
H10   17題
H10+  21題
となっています。

これが今回の「難関数独」では、合計105題のうち、
M6    5題
H7   20題
H8   22題
H8+   20題
H9   20題
H9+   13題
H10    5題

また「超激辛数独」では、合計91題のうち、
H9    9題
H9+    7題
H10   30題
H10+  45題
となっています。

   「難関数独」ではH7~H9が手厚く、一方「超激辛数独」では難易度の幅が狭く、特にH10+が45題もあるところが目立っています。また「超激辛数独」では今回初めて、巻末の解答に問題ごとのヒントがつきました。しかも全部の問題についてです。

   このヒントを見ると、使う手筋は「予約」(n国同盟)と「井桁」(四角の対角線)だけで、やはりいわゆるニコリルールはそのままのようです。

   前にも書きましたが、「井桁理論」は複雑になると、見つけづらいケースも多く、解けても達成感があるというよりいたずらにメンドウ、という感じになり、解いていてもあまり楽しくない、という印象があります。

   次回の【超激辛数独発売! その2】では、H10+の最後の10題を解いてみて、解き味の感想と、いつもの作者別の掲載問題数を記事にしたいと思います。

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数独日誌170604

【Tachyonさん提供問題【9】【10】七不連(G)NL with AHS & XYZC】
なんとかノーヒントで見つけたいものですが、果たして。

七不連(G)NL+AHS&XYZC【9】
000 006 070
702 530 600
900 002 304

490 001 000
000 000 000
000 300 069

105 200 006
000 083 517
080 100 000

七不連(G)NL+AHS&XYZC【10】
008 397 001
000 840 000
004 260 080

806 509 004
005 603 908
139 784 265

092 138 706
000 976 000
600 452 000

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数独日誌170602

【超難問ナンプレAAA9 下一桁6の問題】
   今回はXY-loopが大活躍しました。XY-loopというのは、例えば66番では、4つのマスr38c28の候補数字が、
r3c2(28)-r3c8(24)
r8c2(68)-r8c8(46)
となっているとき、

r3c2(82)-2-r3c8(24)-4-r8c8(46)-6-r8c2(68)-8-r3c2
これで4リンク構成の、弱リンクのみでつながった連続タイプのNice Loopが成立します。この結果、Nice Loopの規則から、
第3行のほかのマスから2が、
第8列のほかのマスから4が、
第8行のほかのマスから6が、
第2列のほかのマスから8が除外できます。

   登場する4種類の数字について、このように四角形の四隅に2択マスがしりとりのように連鎖している場合です。比較的見つけやすいと思います。

その66番(青木真一さん作)
9についての四角の対角線(X-wing)
XY-loop

ソルバーでは、
右上ブロックに17の隠れ2国同盟
2についての四角の対角線(X-wing)
9についての四角の対角線(X-wing)
左中ブロックに168の3国同盟
第5行に29の隠れ2国同盟
と解いていました。
   このHoDoKuのソルバーは、XY-loopは実装されていないようで、Nice Loopに含まれているんだと思います。

76番(月夜田うさぎさん作)
第4行に16の2国同盟
5についてのSimple Chainでr7c7から5を除外
62,29,96のXY-wingでr5c8から6を除外
第8列に357の3国同盟
第6行に468の3国同盟
r26c28にあるXY-loop

ソルバーでは、
第4行に16の2国同盟
5についてのSkyscraperでr8c1とr7c7から5を除外
第7行に369の3国同盟
27,73,32のXY-wingでr3c123から2を除外
これは解き方がだいぶ違っていたようです。

96番(青木真一さん作)
これはほとんどr79c28のXY-loop一発で解けました。

ソルバーでは、
8についての四角の対角線(3行 Swordfish)
何とこれだけでした。
これはちょっと編集ミスではないでしょうか。

以下私の使った手筋です。
3国同盟 16,46
3国同盟×2 26,36,76
4国同盟(隠れ3国) 6
四角の対角線(X-wing) 66,86
四角の対角線(3行 Swordfish)86
Simple Chain 76
Sashimi Fish 46,56
Finned Fish  16
XY-wing 36
XY-chain 26
XY-loop 66,76,96

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