数独日誌170818
【日本数独協会の話1】
日本数独協会という組織があります。
http://sudokujapan.com/
2015年に設立された団体で、ニコリ社とは直接的な関係はないようです。
この団体の目的は、
『当法人は、数独などのパズルが世界でより永続的に愛されるよう普及と振興に関する活動を行い、もって海外との文化交流を深めると同時に、世界平和に貢献することを目的とする。』
とあります。
最近ブームの将棋でも「世界平和」という言葉が出ていたと思いましたが、確かに世の中平和じゃないとゲームやパズルなんかできませんよね。
ここのHPの中に、世界文化社の西尾徹也氏とニコリ社の鍜治真起氏の対談の記事があり、そこで、
『西尾さんはナンバープレースの魅力について、「数独の王道はありますが、それのバリュエーションも楽しめます」と述べました。』
とありました。西尾さんは数独の解法であるn国同盟と井桁理論を「王道」、それ以外の上級手筋は「バリュエーション」(バリエーション?)と考えているんでしょうか。
私はいろいろな手筋というのは別に質的に異なっているわけではなく、ニコリ社数独は多くの人に楽しんでもらうパズルとして、解法のどこかで線を引かざるを得なかった、ぐらいの認識でした。
また、
『質問で、「数独とナンプレは対立してはいないのか」と尋ねられた西尾さんは「変な名前を付けやがって、とは思っていましたがね」と笑わせ、鍜治さんは「お互いにリスペクトしていましたよ」と答えました。』
というのもなかなか興味深いやりとりでした。おそらく数独本の方が圧倒的に売れていると思われるので、ちょっとやっかみも入っていたかもしれません。
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コメント
西尾氏と鍛治氏の対談の記事、読んでみました。
対立関係にあると思われる文化社とニコリ社のトップの対談というのは、非常に興味深かったです。
数独、ナンプレのそれぞれの名前についての話が面白かったです。海外では「数独」の方が知られているようですが、日本では、(ニコリ社が商標登録しているので)「数独」の知名度がどのくらいのものなのか少し気になりますね〜。
ところで、 西尾氏の仰っていた「バリエーション」とは、手筋のバリエーションではなく、ルールのバリエーションのことではないでしょうか。例えば、通常のルールに加え、2つの対角線上にも1から9までの数字が入るというを足したものがありますね。
会員募集のお知らせも見ました。年会費は3000円となってますね。こ、これは、数独1問の原稿料と同じではないか。1年間会員になるには、数独を1問作るだけでいいという言い方をされると超お得に感じます(笑)。検討してみます。
あと、難関数独、超激辛数独の原稿作りやってます。3国同盟をうまく入れられなくて苦戦しています。やはりプロの方々は凄いです。掲載率がどのくらいなのか分からないので、非常に不安ですが、頑張ります。
投稿: Rintaro | 2017年8月20日 (日) 06時20分
Rintaroさんへ
おはようございます。そしてコメントありがとうございます。
『ところで、 西尾氏の仰っていた「バリエーション」とは、手筋のバリエーションではなく、ルールのバリエーションのことではないでしょうか。例えば、通常のルールに加え、2つの対角線上にも1から9までの数字が入るというを足したものがありますね。』
なるほどそういう取り方もありますかね。他の読者の方はどう取られますか? よかったらコメントをいただけるとありがたいです。
2人の対談は、日本数独協会のHPのメニューの中の「耳よりなコト」の「2017年6月イベントレポート」にあります。
http://sudokujapan.com/blog/category/news/
3国同盟ですが、よく見るのは隅にある形ですよね。
000 132 000
000 000 000
004 000 900
000 000 005
000 000 060
000 000 007
100 000 400
200 000 000
300 000 800
これで左上ブロックに123の3国同盟、右中ブロックにも123の3国同盟があります。ただ途中に作るのは確かに難しそうですね。
投稿: ikachan | 2017年8月20日 (日) 09時18分